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グレートティーチャーになるには? TWI-JI
グレートティーチャーになるには? TWI-JI_a0017407_0300.jpgウサ田:あ、そう言えば、お客さん

お客:はいはい、なんでしょ?

ウサ田:この前、オンラインRPGを始めたって言ってたウサね?僕もちょっとやってみたいウサ。ちょっと登録とかの方法を教えて欲しいウサ。

お客:えぇ、いいですよ。えっと、とりあえず、このサイト開いて、んで、新規登録でアカウントです。そこでアカウントの空きを問い合わせして、んで住所などを入れて、送信した後、メールバックを待って、認証登録したら完了です。んで、それと並行して、クライアントソフトのダウンロードをして、パッチを当てたいので、パッチソフトもダウンロードしましょう。あと、ファンサイトに情報が載ってますんで、それも見て・・・・

ウサ田:・・・・・・・・ごめん。もういいウサ。諦めるウサ。

お客:あら?あらあら?いやぁ、判らなかったですか?ウサ田さんともあろう人が?ゲームさえインストールできないんて!!小学生でもできますよ!!

ウサ田:そんなにいっぺんに言われても混乱するだけウサ!!

お客:ンな事ないですよ!僕は説明しててよくわかります!!ウサ田さんがアホだからですよ!貧弱ゥ!貧弱ゥ!

ウサ田:ウサ!?

お客:耳クソをストローでスコスコ吸い取ってよおーく聞いてくださいよ!!

ウサ田:ううっ!ひどいウサ!

お客:やれやれだぜ!

ウサ田:えいっ!

  メメタァ

お客:うわぁ~~目がァ~~目がァ~~

◎説明・教示の原則 TWI-JI

ウサ田:いいウサ?人に物事を教える時には、ちゃんとした手順を踏まないと、まったく意味をなさないウサ。

お客:しくしく・・・

ウサ田:その手順ってのは、簡単。「相手に準備させて」から教える。わかったウサ?

お客:じ、準備かぁ。ハイハイ。わかりました。んじゃ、とりあえず、マウス持って、んで、上にずずずっと持っていって、はい、そこでクリック!!

ウサ田:コラ!!!

お客:イタイイタイ!!何するんですか!ちゃんと準備させたじゃないですか!!

ウサ田:準備をさせたら、次は「作業を説明する」んだウサ!機械じゃないんだから、指示や命令だけ与えてもしょうがないウサ!

お客:わかりましたよ。えっと、そこのボタンをクリックすると、新規登録画面に移りますから、押してください。・・・・こんな感じに、カチカチっと!はい、できました!!

ウサ田:コラーっ!

お客:イタイイタイ!!何するんですか!ちゃんと説明したじゃないですか!!

ウサ田:説明をしたら、次は「作業をやってもらう」んだウサ。

お客:クリックなんて簡単じゃないですか!!わざわざやってもらう必要もない、って思って。

ウサ田:ダメダメ。前にPDCAサイクルって扱ったけど、ちゃんとDoしないと、CheckやActionがおろそかになるんだウサ。どんな些細な事でも、体験してもらう事が大事ウサよ。

お客:わ、わかりましたぁ・・・・んじゃ、押してください。

ウサ田:ほい。ぽちっとな!・・・・おお、なんか画面変わったぞ。できたできたー!

お客:ふぅ、やっとできたできた!

ウサ田:んで、これらの3原則に、フィードバックを加えたモノが、いわゆる「TWI-JI」による仕事の教え方の4段階ってヤツなんだウサ。

お客:なんですか?TWIって?

ウサ田:Training Within Industry for Supervisorの略で、要するに、会社や工場などでの標準化された監督業務フローの体系の事なんだウサ。要するに、管理職の基本的なスキルセット(技能のあつまり)の事ウサね。

お客:ほぅほぅ。

ウサ田:今やったTWI-JIは、「仕事の教え方」についてウサ。他に改善の仕方や人の扱い方などがあるウサ。

お客:ふーむ。でも、なんでいきなりこんなの扱ったんですか?

ウサ田:お客さんはOJTって知ってるウサ?

お客:ミートユアーディライト、ってヤツでしたっけ?

ウサ田:それはJTウサ。OJTってのは、On the Job Training、つまり、職場内教育技法の事で、日常的な仕事の中で、先輩社員が新入社員に教えたりするものだウサ。

お客:おお、なるほどなるほど。ふふっ、要するに、吉田クン?ちょっといいかしら?」 「なんですか?早乙女先輩?」 「ふふっ、給湯室へ来て・・・いい事、教えてア・ゲ・ル」 「さ、早乙女先輩・・・そ、そんな・・・・スゴイです・・・」みたいなヤツですね!?そうなんですね!?

ウサ田:・・・・・違うウサねぇ。でも、絶対そう言うと思ったウサ。

お客:「吉田クン、あ・・・もう、準備・・・・万端なのね?」

ウサ田:だから、違うっていってるウサ!!

 ズビズバー

お客:イタイイタイイタイ!なんか前回からやたらバイオレンスですね、このblogはっ!!!

ウサ田:下ネタ及びスケベネタに関しては、鉄拳制裁も許可する、とExciteからお達しがあったウサ!※作者注:ウソですよ

お客:ヒ、ヒィィィ~!!!・・・・

ウサ田:というわけで、OJTの現場では、誰もが「教える立場」になるんだウサ。その時、ちゃんと教えるための「スキル」がないと、自分にとっても、相手にとっても損ウサね。だから、今回は基本的スキルとして、TWI-JIから取り上げたんだウサ。

お客:なるほど、なるほど。僕はてっきり、教習所での教官の教え方にカチンと来て、blogでウサ晴らししてるのかと思いましたよ!

ウサ田:・・・・。ソンナコトナイウサヨ?

お客:はっはっは!!

ウサ田:あははは。んじゃ、最後に、TWI-JIを詳しく説明して終わりにするウサ。
第一段階「準備をしてもらう」

今から行う作業について、どのくらい知っているのか、理解しているのか聞くと共に、どんな作業を行うのか、そしてそのためには何を準備すればいいのか、話します。そして、実際に準備をしてもらいましょう。理想的な環境・実際的な状況を想定した準備をさせる事が大事です。決して、例外的状況や、ありえそうもない状況をセットしないでください。

第二段階「説明を聞いてもらう」

主なステップ(作業の1単位)を一つづつ、言葉で説明し、必要なら実際に行って見せましょう。ポイントをあらかじめ教えるのも大事です。(ポイントを自分自身で発見してもらう事で、問題解決能力を高める・・・そういう意見もありますが、それなら、最初からそうさせてください。中途半端にすると、問題解決もスキル習得もままなりません)ここでの注意点は、「必要以上に言葉を重ねない」事です。説明している内に、何か思いついたりして、同じ事を何度も言ったりしてませんか?・・・言いたいから言うのではなく、相手にとって必要だから、言う、という視点を忘れないで下さい。

第三段階「実際にやってもらう」

実際にやってもらいましょう。できれば、やってもらいながら、予め説明したポイントや、作業手順について説明してもらえれば完璧です。頭の中でステップを把握している証拠になります。また、教えられる側が間違った際には、間違いを直してもらいます。間違えそうになったから怒る、よほど危険がない限りは、学習の面から言うと逆効果です。

第四段階「教えた後のフィードバック」

実際にやり終えた後は、継続的な反復ができるよう、仕事を今後任せると良いでしょう。また、困った時の質問先や、悩んだ時にあたる資料を用意しておくと、問題発見能力や問題解決能力が高まります。
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by uzada | 2004-06-24 00:31 | 人材・就職
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