お客:うぅぅぅ
ウサ田:また泣いているウサ。何ウサ? お客:うぅぅぅ ウサ田:どうしたウサ。話して欲しいウサ。 お客:ウサ田さん!どうしたら女性にモテるんでしょうか!!! ウサ田:さて、晩御飯の支度しなくっちゃ! お客:ちょっとちょっと!!気持ちよく無視しないでください!僕はわかりません!どうして女性にモテるやつとモテないやつがいるのか!天はヒトの上にヒトを作らず、ヒトの下にヒトを作らず! ウサ田:えーと・・・ お客:もてろもてるときもてればもててもてようもてたいもてます! ウサ田:うーん・・・ お客:おぉぉぉおぉぉぉおぉぉんんん ウサ田:ううーーーむ・・・ お客:オ、オレもビアードパパのシュークリームみたいに女性がちやほやするような存在になりたいーー!! ウサ田:!お、おお、そうウサ!そうすればいいウサ!マーケティングミックスを使うウサ。 お客:ま、マーケティングミックス!? ウサ田:マーケティングの基本となる要素ウサ。別名「マッカーシーの4P」とも言われるウサ。物が売れる仕組みの基本4要素を表しているウサ。つまり、人の心を掴み、購買へ導くための基本要素なんだウサ。人にだって適応できるかもしれないウサ! お客:おぉぉぉ。教えてください、マーケティングミックス!! ウサ田:全部Pから始まるウサ。プライス(価格)、プレイス(場所)、プロダクト(商品)、プロモーション(販促活動) お客:メモメモ!! ウサ田:これら四つの要素は互いに関係しながら、想定顧客や想定シーンを思い描き、有効なマーケティング戦略をとるウサ! お客:ちょ、ちょっと難しいです! ウサ田:んじゃ、100円均一回転寿司を例にするウサ。まず、プライスは「100円という安価な価格で統一した価格体系」という強力な誘引要素があるウサね!さて、このプライスはどんな顧客やシーンを想定しているウサ? お客:若者だと思います!あと、おなか一杯になりたいヒト!家族連れもかな?それに、晩御飯に限らず、昼食でもイケそうな感じもします!逆に、回らないオスシとはちょっと客層やシーンが違うと思います! ウサ田:そうウサ。んで、プレイスは「大きな繁華街の若者がとおりやすい場所」や「ベッドタウン近郊の駅前商店街」などがよく選ばれるウサ。どういうシーンウサ? お客:うーん、前者は若者の往来が多いですから、やっぱり若者への誘引要因を高めてますよね。後者はベッドタウンって事で、家族連れですかね。 ウサ田:そうウサ。んで、プロダクト。プロダクトは「回転寿司」にしぼっているウサ。それは当然ウサけど、どんな回転寿司か、という事も考えるとおもしろいウサよ。 お客:基本的にお寿司は国民的な食事ですよね。んでもって、季節のおすすめメニューは必ずありますねぇ。そういえば、子供向けのプリンとか。アボガドスシとかもあります! ウサ田:そうウサね。100円という低価格戦略なので、高級食材での勝負はなかなか難しいウサ。できるとしたら旬の食材ウサね。その他には、意外性(サプライズ)で興味を引くこと。定番商品のボリュームやお得感を出す事ウサ。また、店側としては、こういったバラエティを出す事以外にも、粗利ミックス戦略の元になる関連購買(回転寿司の場合は食べる順序の演出など)も大事ウサ。 お客:そりミックス!? ウサ田:あらりミックスウサ。例えば、マグロが一皿の原価70円だとするウサ。これだと、原価率70%。つまり、粗利率はその逆の30%となるウサ。売上の30%が利益だからウサね。これはわかるウサ? お客:わ。うーん・・・なんとか! ウサ田:一方、実はプリンやらシュークリームは原価30円だとするウサ。これは粗利率がなんと70%!。マグロばっかり売れると、いつまでだっても利益は30%だけど、そこに何割かのプリンやシュークリームが入ると、全体での利益が40%ぐらいにぐぐっと上がるウサね。こういう仕組みが、「粗利ミックス」なんだウサ。 お客:な、なるほど!!わかりました!! ウサ田:んで、最後はプロモーションウサ。これは要するに、俗に呼ばれるセールスプロモーション活動ウサ。ポイントカードやキャッシュバックなど、様々な顧客満足度を高めるための努力ウサよ。「顧客が望むものを望む時に望むままに、そしてそれ以上に。」その実現のために何ができるか?という事ウサ。 お客:回転寿司ならどんなのがあります? ウサ田:タイムセールや食べ放題などウサね。お客さんは第一にオスシをおなかいっぱい食べたいウサ。その願いを叶える事はとっても大事ウサ。とはいえ、おなか一杯になるなら何でもいいというわけでもないウサ。オスシならではの高級感も味わいたいウサ。清潔感のある店内で、高級感のある内装で、ていうのも大事ウサ。そして、意外に注文のしやすさというものも大事ウサね。独自の様式をもつと、なかなか消費者の最初の一歩が難しくなるウサ。 お客:うーん。よくわかんないです。 ウサ田:例えば、ラブホテルが部屋の料金を統一したり、利用案内を詳しくつけたりする事ウサ。利用者の不安や障害を取り除く事はとっても大事ウサ。 お客:なるほど~・・・で、これがモテるのとどう関係するんです? ウサ田:そうウサね・・・・たぶん、マーケティングミックスを、以下のように適応できるんじゃないウサ? プライス ⇒ 物理的興味・金銭的魅力 プレイス ⇒ 地理的・立場的親和度 プロダクト ⇒ ルックス・外見 プロモーション ⇒ 態度・性格 お客:うーん・・・プライスとは? ウサ田:価格、つまり客観的なものさしで測れる価値ウサね。お金を持っていたり、車をもっていたり、高学歴だったりするとやっぱり有利かも、て事ウサ。 お客:プレイスは? ウサ田:要するに出会いウサね。対象者と自分との距離感ウサ。どんなにお互いのタイプが合致していても、出会っていなければ、可能性はナイウサ。 お客:えっと・・・プロダクトがどうして外見なんです? ウサ田:商品の価値は、客観的にも測れるウサ。でも、個人個人で価値観が違うウサね。ヒトによってはビクターのカメラが良いというし、ソニーのカメラが良いと言う人もいるウサ。そういう、個人的な尺度も含めた外見が、なんか似ているかなぁ、って思ったウサ。 お客:は、はあ・・・なんとなくわかるようなわからないような。 ウサ田:おもしろいのは、こうやって適合させると、必ずしも高級商品(ルックスカンペキ)な人が売れるわけではないという事ウサ。100円の回転寿司と3000円の高級寿司が同様に売れるように、様々なルックスにニーズがあるという事が言える・・・かもしれないウサ。 お客:んで、プロモーションが態度ですか。 ウサ田:まぁ、働きかけウサ。働きかける事は態度であり、その奥にある心情ウサ。下世話に言うのなら、水心あれば恋心ありってヤツウサ。 お客:うーーん。うまく適用できるようなできないような・・・・ ウサ田:まぁ、マーケティングミックスについて勉強するいい機会にはなったウサ。 ※便宜上、プロモーションに「食べ放題サービス」を入れましたが、製品戦略の一部とも考えられます。 ※また、プレイスには立地面での工夫を上げましたが、流通チャネル(どこからどのように仕入れるか)というのも、立派なプレイス(チャネル戦略)です。
by uzada
| 2004-05-14 10:48
| マーケット・販売
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