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株式って何のためにあるの? 株式投資
お客:立ち上がーれ!立ち上がーれー!ガンダムー!

ウサ田:お客さんは、相変わらずガンダムが好きウサね~

お客:ガンダムは僕にとっていわばバイブルですよ!いやぁ、この前もガンバムバーで「黒い3連星」(カクテル名)をしこたま飲みましてね!んで帰りがけにDVDを買いまして。もう、酔っ払って気分いいもんだから、帰り道に大声で叫びまくりですよ!!

ウサ田:ガンダム関係のセリフでも叫んでたウサ?

お客:D・V・D!! D・V・D!!

ウサ田:そ、そっちウサか・・・・・でも、そんなにガンダム好きなら、バンダイの株でも買えばいいんじゃないウサ?

お客:いやぁ、最近流行ってますよね、個人投資家とかって・・・・でも、いまいち株って何か難しそうで。なんでしょう、株って。そもそも株ってどうしてあるんだ!?

ウサ田:理解するのは簡単ウサよ!お客さんの買ったDVDと基本的に同じものだウサ!

◎株を買うのもDVDを買うのも一緒!?

ウサ田:そもそも、株式って言うのは「証券」の一つなんだウサ。証券って知ってるウサ?

お客:萩原健一?

ウサ田:それはショーケンね!・・・しかもすっごい古いし。『太陽にほえろ』の時代だし・・・証券って言うのは、「あなたの会社にお金を出しました。出資しましたよ」っていう証明書なんだウサ。

お客:ほぅほぅ・・・つまり、株式ってのは、「出資したぞ」の一種なんですね。

ウサ田:そうウサ。そして、株式ってのは、出資したお金が原則として返ってこない!んだウサ。つまり、ある意味プレゼント!!

お客:おげげ!お金をあげちゃうんですか!!相手は僕の何倍も稼いでる天下のバンダイなのに・・・・ナゼ・・・僕からお金を・・・・っ・・・アリエナーイ

ウサ田:でも、それはお客さんが買ったDVDと同じウサね。DVDを買ったという事は「バンダイに販売代金を出したぞ」って事だし「そのお金は返ってこない」ウサよね?

お客:た、確かに・・・・でも、DVDは、アムロやシャアの勇姿が見れますよ。・・・つまり、楽しめるんですよ。でも、証券はどんないい事があるんですか?擦ったらブライト艦長の整髪料の匂いがしたりするんですか?手袋がついてくるんですか?ソノシートが付いてくるんですか!!?

ウサ田:ついて来ないんだウサ。ただ、その代わり、もっとイイコトがあるんだウサ!

◎あなたも会社の一員です!酸いも甘いも共に!!

ウサ田:なんと、あなたをバンダイの一員にしちゃうんです!!

お客:ま、マジですかーーーー!?・・・・・って、そんな・・・ウソでしょ?社員になれるわけないじゃないですか・・・試験もナシに社員になれるなら、みんな就活せずに株買いますよ・・・

ウサ田:ウソじゃないウサ。商法では、株主を「社員」と呼称するウサ。ま、確かに一般的な社員とは違って、「所有者」って事なんだけどウサ。・・・・つまり、バンダイの所有者の一員になれるって事だウサ!

お客:ま、まじですか!!僕がバンダイの所有者・・・・よーし!我が社の全精力をかけて、ガンダムを実用化するぞ!!ビッグプロジェクトの開始だ!!おっしゃーあーーー!

ウサ田:と、とはいえ、他にも株を持っている人(株主)はいるんだから・・・株主になると、所有株式数に応じて、所有者として平等に扱われるウサ。これを株主平等の原則と呼ぶウサ。

お客:あ、そっか。他にも株持ってる人がいたら、自由にできないわ。・・・・んじゃ、魅力半減ですよ。

ウサ田:でも、所有者の1人して、ちゃんと権利が保証されているウサ。ちょっとまとめたので見てみるウサ。
共益権・・・・経営に参加する権利(株主総会や訴訟の時の議決権を持ち、一票を自分の願うほうに投票する事で、経営をコントロールできる)

自益権・・・・会社の業績に応じて、配当(所有者へのゴホウビ・利益の配分)を受ける事ができる。また、会社の優待券やグッズ、プレミアを受け取る事ができる

お客:ふむふむ。

ウサ田:注目すべきは自益権ウサね。自分が株を買って、出資する事で自分の好きな会社・ファンである会社が業績を伸ばす礎ができる、そしてその結果、自分も利益を享受できる。・・・・言ってみれば、自分が会社の成長を助け、見守る事ができるウサ。

お客:ほぅほぅ・・・

ウサ田:お客さんは、ガンダムが大好きで、DVDやらグッズやらをよく買うウサね。・・・そういう気持ちがあるのなら、ガンダムを作るバンダイという会社の株券を持つ事も、あんまり差がないと思うウサ。

お客:でも・・・・お金が戻ってこないんでしょ?それに大変そうだし・・・

ウサ田:たしかに企業側がお金を返してくれる事は基本的にないウサ。でも、その会社の人気が高まったら、周りの人も「ぜひ買いたい!ぜひ買いたい!」と言って来るウサ。その時に、高く売る事ができるんだウサ!ちょうど、限定商品を買っておいて、後からプレミアが付いて、高く取引されるようになるのと同じだウサね!・・・・ま、逆に価値が下がるのもあるけどウサ。

お客:おおぅ・・・なるほど!!!

ウサ田:というわけで、株券というのは、本来的には企業への信頼と応援のための制度なんだウサ。個人投資家というと、デイトレード(短期間で売買をする事で取引益を得ようとする取引形態)で日銭を稼ぐのが多いけれど、大好きな会社・応援したい会社に資本参加するってのもいいと思うウサ。

お客:・・・・んじゃ今度お金のある時に・・・・

ウサ田:そういや、株主総会でガンダムの新しい映画について発表があったとかないとか・・・

お客:うぉおお!!!!!!株を買ってきまーす!

※今回はバンダイを扱いましたが、単なる例示であり、バンダイ株の購入を勧めているわけではありません。ご了承下さい。
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by uzada | 2004-06-13 02:33 | 法務
オロナミン!?ミンナミンC!? 模倣と法規
a0017407_11039.jpgお客:ガショッ!・・ゴク・・ゴク・・ゴク・・・・・・・・・・・・、ファイトーーーーッ!!

たくましい誰か:(イッパーーーツ!!)

お客:オロナ・・・!?アレ?これ、み、ミンナミンC!?

ウサ田:・・・。

お客:うわーー!間違えてミンナミンC飲んじゃった!!オロナミンCどこ!?

ウサ田:・・・リポビタンDが正しいウサ。

お客:え?そうでした?!・・・んじゃ、最初っから、ガショッ!・・・ゴク・・・ゴク・・・

ウサ田:ほっといて進むウサ。・・・日経デザインの今号の「包装向上委員会」は、このオロナミンCとミンナミンCの類似性について扱っているウサ。ネットでもだいぶ広まったから、知っている人もいると思うウサ。

お客:デカビタミンCィーーーー!!!

ウサ田:デカビタミンもそういえばよく似ているウサね。

お客:いやぁ、そっくりですねぇ、オロナミンCとミンナミンC。

ウサ田:そうウサね。オロナミンCを販売している大塚製薬は徳島県のオーナー企業なんだウサ。結構変わったコンセプトで有名な企業だから、ミンナミンCなんていう類似商品もなんだかお似合いな感じがするウサ。

お客:ははぁ、ドンキホーテとサンチョパンサって事ですか?

ウサ田:♪~どうかなぁ~ウサ。

お客:ぐへへ・・・・それにしても、いいんですかね?こんな模倣。こういうのって、法律で処罰されちゃうんじゃないですか?

ウサ田:そうウサね。デザイン(形態)上の模倣を制限する法律としては、意匠法・商標法・著作権法・不正競争防止法があるウサ。

お客:ううっ、いきなり4つも法律出されたらわかんないですよ!

ウサ田:んじゃ、前者3つは今度やるとして、パパっと流すウサ。

意匠法:工業所有権の一つ、デザインについて登録すると、15年間の排他的独占権を与えられる。意匠権。
商標法:工業所有権の一つ、商品やサービスに係るマーク(商標)を登録すると、10年間の排他的独占権を与えられる。その後の更新により半永久的保護も可能。商標権。
著作権法:狭義には文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものを保護する法律だが、美術的認識のされるような応用美術デザインには適用される場合もある。PNで公表後50年間、実名で公表後は死後50年間の保護を受ける。

お客:うひー。・・・まあ、でもなんとなくわかるような・・・?

ウサ田:まず、商標権の問題は、ちょっとグレーだけども、おそらく白だウサ。語呂が似ているだけじゃちょっと・・・ウサ。

お客:Cはどうですか?Cは!?

ウサ田:Cをつける理由は正当なものだウサ。だいたいそれ言ったら、ドリンク系はみんなかぶるウサ。

お客:オロナとミンナ・・・うーん・・・・・・

ウサ田:商標権の問題でよくあるのは、「レストラン ミッキー」とかつけちゃうタイプなんだウサ。他人の業務に係る商標を自分の業務につけちゃう、って事。そうすると、消費者が混同するのでダメなんだウサ。

お客:んじゃ、意匠権は?

ウサ田:意匠権の場合、登録がまず必要なんだけど、意匠としてオロナミンCのパッケージを登録してあるかどうか、それがまず問題だウサ。・・・登録してあるとすれば、係争すれば勝てる見込みは無きにしも非ず・・・でも、まぁしてなかったらダメウサね。

お客:でも、どうなんでしょうね?

ウサ田:そこまでは今調べていないけど、意匠権の登録完了には約1年かかるウサ。・・・つまり、出してすぐ真似されると、対応しきれない場合もあるウサ。(実際に、登録中・登録直前にマネされるケースもある)だから、長期的保護(といっても15年間)のための手段として認識すると良いウサ。

◎不正競争防止法で戦え!!

ウサ田:こういったケースの場合、不正競争防止法が用いられるケースが多いウサね。

お客:ほぅほぅ、どんな法律ですか?

ウサ田:おおざっぱに言って、「営業上の不正を正すとともに、利益を害するもの(害するおそれのあるもの)に対して差止請求を行う」のが目的なんだウサ。著作権法などとの大きな違いは、事前の登録がない事!つまり、問題が起きたときに即座に対処可能なんだウサ。

お客:ようするに、ズルっ子が出てきた時にしかる法律ですね。

ウサ田:そうなんだウサ。例えば「著名表示・周知表示の冒用の禁止」というのは、例えば、こういうのとかは、消費者が混同するのでやめておくれ!って事だウサ
さんりお


お客:えーーーーと、これはいわゆるキツい洒落では?

ウサ田:まぁ、キツい洒落に見えなくもないけど、ディズニーなどの場合は洒落でも許さないウサ。有名な話だと、中学校等が発行する小冊子とかにも差止請求してくるとか。(不正競争防止法ではなく、著作権法などの問題)

お客:手加減無用ですね・・・

ウサ田:それが米国流って事なんだウサ。んで、今回は、「商品形態の模倣の禁止」に当てはまると思うウサ。

お客:おおっ!コレはなかなかいけそうですよ。不正競争防止法は、別に商品形態の登録が必要ないんだし、出たとこ勝負で裁判ですな!

ウサ田:そうウサね。実際に、類似商品を不正競争防止法で戦ったケースとしては、以下のものが有名ウサ。

ファービー VS 偽ファービー(ハービー等3商品)・・・無罪判決
i-mac(Apple) VS e-one(SOTEC)・・・和解(差止請求有効)

お客:おぉっ、結構覚えてますよ!コレ!

ウサ田:そうウサね。二つとも結構話題になった話なんだウサ。・・・見て判るとおり、明らかに似ていても、勝ち負けは厳しいウサ。

お客:うーむ。んで、ミンナミンCとオロナミンCの場合はどうなんでしょう?

ウサ田:そ、それが・・・ちょっと、不正競争防止法の模倣の要件について見て欲しいウサ。

1.形態の模倣であること(機能については扱わない)
2.発売日から3年以内であること
3.他人の商品の形態を模倣していること(自社製品の模倣は問わない)
4.模倣した製品を取引におくこと(個人的に作って飾るなら問題ない)

お客:あれ・・・・発売日から3年以内・・・?

ウサ田:オロナミンCは、1965年生まれ。今年で満40歳となりましたウサ!

お客:ぎゃはーーー!!

ウサ田:まぁ、オロナミンCとミンナミンCの関係(日経デザインの記事参照)を見ていると、係争とかどうでもよくなるような、親鮫とコバンザメというか、親ガメの上に子ガメが乗って・・・というか、一種ほほえましい!

お客:だはははは・・・今度ドラッグストアでみつけたら、両方買って、飲み比べてみよっかな!

参考:
日経デザイン:http://nd.nikkeibp.co.jp/nd/news/contents/388.html
オロナミンC:http://www.otsuka.co.jp/orc/c_deveropment.html

※今回の記事はどうでしたか?web拍手やコメント・トラックバックでの感想や意見を心よりお待ちしております。ファイトーー!いっぱーつ!
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by uzada | 2004-05-30 01:07 | 法務
三蔵法師よ、天竺へファンサブを作りにゆけ!
a0017407_0111.jpgお客:・・・?何見てるんですか?ウサ田さん

ウサ田:ん?インターネットTVウサよ。勉強の息抜きに。なんかアニメやってたから見てるウサ。

お客:ガンダムですか?

ウサ田:残念ながら。

お客:あれ?コレ、英語字幕が・・・?

ウサ田:そうなんだウサ。英語字幕つきなんだウサ。だから英語の勉強になるって寸法ウサ。(英語の勉強と称して勉強をサボっているだけとも・・・)

お客:ウサ田さ~ん・・・これってアレじゃないですか?著作権法違反じゃないですか!?

ウサ田:え?

お客:公衆送信権、同一性保持権、翻訳権・翻案権、これらを侵害してるんじゃないですか!?

ウサ田:よくご存知で・・・

お客:というわけで、タイホします。オラ、きりきり歩け!

ウサ田:別に僕は逮捕されないウサ。僕が放映しているんじゃなくて、アメリカのdesync.comが流しているんだから。

お客:どんな団体ですか?

ウサ田:サイトを見る限り、ファンサイトらしいけど・・・前見たときは「権利関係?知るかボケ」みたいに書いてたんだけど、今見たら、何も書いてなかったウサ。

お客:ふーむ。それにしても、この字幕、なかなかよくできてますね!戸田奈津子ですか!?

ウサ田:ンなわけないウサ。海外のファンが、自主的につけているんだウサ。こういうのを、ファンサブと呼ぶんだウサ。

お客:へぇ~・・・・・・自分たちで字幕を作るんですか・・・なんでこんなめんどくさい事を・・・

ウサ田:あはははのは

お客:何笑ってるんですか!!

ウサ田:知ってるウサ?今の日本の仏教で使われている経典は、言ってみればこのファンサブと同じなんだウサ。

お客:へ?どういう事ですか?

ウサ田:「西遊記」の話でもあるように、仏教のありがたい経典をもらいに、日本人やら中国人やらがはるばる旅をし、そして持ち帰った経典を日本語に訳したんだウサ。確かに、desyncのやっている事は著作権法的にはグレーだし、権利者(といってもレコード会社やテレビ局であって、原作者とは限らない)は被害をこうむるんだけど、文化の発展には、こういうクレイジーで熱い人たちが不可欠なんだウサ。

お客:そうですかぁ・・・昔のお坊さんって「お経の著作権?そんなの知るかボケ!」って人たちだったんですね~・・・

ウサ田:なんてったって、スキンヘッドだから、気合入ってるウサ。

お客:密教の修行僧なんて、半分電撃ネットワークですよね。

ウサ田:ハッ・・・!話が大幅にズレたウサ!・・・要するに、ファンサブを見ていて思うのは、文化的発展のためには、情報を地理的・時間的制約を超えて頒布させる事がかなり重要なんだ、って事なんだウサ。ファンサブは言語の壁を越え、地理的隔たりを越えるためのマニアの努力。こういった努力が陰にあるから、「イノセンス」がカンヌいっちゃったりするんだと思うウサ。

お客:でもファンサブって違法なんですよね?

ウサ田:でも、割と日本の制作会社とフランクな関係にある、なんて言われているらしいウサ。だってまぁ、ファンだもんなぁ。

参考:オープンソース字幕はビジネスになるか
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by uzada | 2004-05-24 00:02 | 法務
よーく考えよー!悪徳商法
お客:うぅぅぅぅぅ・・・・ウサ田さぁぁん

ウサ田:どうしたウサ?

お客:実は・・・さっき、秋葉原にデジカメ買いに行ったんですよ。

ウサ田:おぉ。いいウサね。それでどうしたウサ?

お客:それが・・・道を歩いていたら、なにやら華やかな格好をした女性に呼び止められ、一緒に喫茶店に入ったんです。

ウサ田:ぎ、逆ナン!?

お客:えぇ。最初はそう思ったんで、フラフラついて行ったんですけど、その女性、すっごいやさしかったんです。

ウサ田:おぉ、それはまた良かったウサ。

お客:でも、気がついたら、なんか「将来のために」って、婚約指輪を買わされていたんです・・・150万円のを・・・130回払いで・・・

ウサ田:うわーー!!思いっきり悪徳商法ウサ!!

お客:うぅぅぅ・・・デジカメどころか、明日のオマンマも危ういです!ゴハンを奢ってください!!

ウサ田:安心するウサ・・・ちゃんと、そんな人を悪徳商法から守る法律があるウサ!今日は勉強するウサ!「特定商取引法」について!

お客:おぉぉぉぉ・・あんた神さんや・・・あったかいあったかい神さんや・・・!!

ウサ田:特定商取引法とは、店舗外における取引を規制する法律ウサ。主に、街頭での販売、訪問販売、通信販売、送りつけ商法などが当てはまるウサ。君の場合は街頭での販売が適用できるウサね。

お客:おぉ、そうです・・そうなんです・・・!!

ウサ田:街頭での販売つまりキャッチセールスや訪問販売はをする際には、売り手は氏名や所属団体などを明らかにしないといけないウサ。つまり、立場や所属を偽ってはいけない事ウサ。簡単な例でいうと、「消防署のほうから来ました!」というのはダメウサ。消防署の方ってのは、方角であって、所属ではないウサね。しかも消防署の職員と混同しやすいウサ。ダメウサ!

お客:うぅぅ・・そういえば、途中から「えっと、実は京都の◎◎◎ウェディングってのに勤めてるんだー。私」って言ってました!!

ウサ田:うーーん・・じゃ、これはOKウサ。

お客:ゲ!

ウサ田:まだまだ規制はあるウサよ。かならず、書面による契約書の交付が必要ウサ。コンビニなど店頭での売買契約は不要式契約ウサから、お互いに売買契約の意思の表示もしくは意思の実現(商品やお金を差し出すなど)でかまわないウサ。でも、店舗外での販売などでは、必ず売買契約である事を知らせる契約書を交付しないといけないウサ!

お客:うぅ・・それもあります。ホラ。ローンの契約書です。

ウサ田:ウゲゲ!!

お客:う・・うわーん(泣)

ウサ田:ま、まだあるウサ。究極奥義、クーリングオフ制度ウサ!

お客:クリーニングオフ!

ウサ田:クーリングオフ!

お客:ク・・・クーリングオフ?

ウサ田:クーリングオフ制度では、消費者の利便性を考え、契約書交付後一定期間以内なら無条件で契約解除が可能ウサ!

お客:えぇーー!!やった!

ウサ田:訪問販売の場合は8日以内、つまり7日目ならセーフウサ!

お客:や、やった!セーフです!セーフ!!

ウサ田:なら、すぐに連絡するウサ!書面で連絡するウサ!クーリングオフは書面による意思表示が原則ウサ!

お客:や、やったー!ありがとうございます!あんた、あったけえよ!あったけえ!

ウサ田:フフ、暖かいついでに他の適用例も見るウサ。

お客:了解ッス

ウサ田:通信販売ウサね。アマゾンやDIOS、ジャパネットなどウサ。カタログを見て、欲しい商品を注文する形式ウサ。

お客:ジャーパネットジャーパネット~夢のジャパネットたかたー

ウサ田:例えば、そのジャパネットで「いつでも持ち運び可能なコンパクトなパソコン」って宣伝されて、届いたのがガスコンロ大のデスクトップPCならどうするウサ?

お客:がんばって持ち運びます。

ウサ田:そんなことしなくていいウサ。そういうのは誇大広告であるので、契約解除を申し立てるウサよ。

お客:どこらへんまでが誇大広告ですか?一つ上の男は誇大広告ですか?

ウサ田:「広告表示と実態の違いを知っていれば注文を行わなかった程度」ウサ。一つ上の男は、ある意味、その経験だけで一つも二つも上ウサ。っていうか、あれは通信販売じゃないウサ。ただの雑誌広告ウサ。

お客:そういえばそうでした。んじゃ、クーリングオフ制度はやっぱり8日間ですか?

ウサ田:ここがポイントウサ!通信販売にクーリングオフ制度は全く適用されないウサ!

お客:え!何でですか?アマゾンとかも返品自由ってかいてますよ!

ウサ田:それは企業で自主的なガイドラインを儲けて、顧客満足度を高めているウサよ。通信販売は、あくまでも消費者が自由意志でサイトを訪問したり、カタログを見たりして注文しないといけないウサ。だから適用されないウサ。注意するウサ。

お客:なるほど・・でも良心的なところはだいたい「返品自由」って書いてますよね。

ウサ田:そうウサね。でも健康食品などの「効果が出なければ・・・」というヤツ、場合によってはゴネて返品させないようにマニュアルが組まれている場合があるウサ。ああいったものは「効果が出るには最低3ヶ月は必要です」などと言い訳できるウサ。気をつけるウサ。

お客:な、なるほど・・・

ウサ田:それと、契約書の交付ウサね。前払い式は必ず必要ウサ。

お客:んで、他には何かありますか?

ウサ田:マルチ商法(特定連鎖販売取引)などウサね。これはクーリングオフが20日間有効ウサ。

お客:マルチ商法って何です?

ウサ田:まぁ、会員募集によって利潤を得られる仕組みがある会員制度ウサ。下部会員を勧誘する事でリベートが得られる一方、一部負担金の納付が義務付けられているウサ。ギリギリ合法なものもあるし、違法なものもあるウサ。 (共済制度の一部が現行で合法のマルチ商法にあたるとの見解がある)

お客:なんともしっくりしないですねぇ

ウサ田:まぁ、ここらへんは商売ウサから。重要なのは、長期的な視野と、悲観・楽観的観測をもった損得勘定ウサ。できもしない毎月2名の新規メンバー獲得なんて、承認するもんじゃないウサ。

お客:なるほどー。気をつけます。

ウサ田:後は、送りつけ商法(ネガティブオプション)ウサ。要するに、頼んでもいないのに、商品を送りつけて、後から「カネハラエ!」って迫ってくる商売ウサ。

お客:押しかけ女房みたいですね。

ウサ田:押しかけ女房と違って、14日間管理していれば、後は勝手に使ってもいいウサ。引き取り勧告をした場合、7日のみの管理義務ウサ。

お客:押しかけ女房はどれくらい管理すればいいんですか?

ウサ田:愛想つかされるまでウサ。

お客:なるほど!

ウサ田:共通している事項は、店舗外での契約には、必ず「ちょっと待った!」制度があるという事ウサ。喫茶店や営業所で監禁され、雰囲気的に契約しないと出してもらえなさそうな時、「はい、払います。契約します。クーリングオフ効きますか?」と言って、確認したらさっさと契約して、クーリングオフの申立をするウサ。法律関係は無知こそが弱点になり、知識こそが力になるウサ。そこらへん忘れない事ウサ。

お客:うんうん。そうですねぇ。気をつけないと!

ウサ田: それにしても豚に真珠ウサ。

お客:・・・・・・・・・・・・何か言いました?
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by uzada | 2004-05-04 20:21 | 法務
僕もドクター◎◎って呼ばれたい!特許
お客:ウサ田さーーーん!!!

ウサ田:?何ウサ?

お客:やりました!すごい発明をしました!!これはスゴイ!賠償金200億円モノですよ!!

ウサ田:だれに賠償してもらう気ウサ。そもそもどんな発明ウサ?

お客:オット!そう簡単に特許をばらせるわけないですよ?この産業スパイ!!

ウサ田:ひどい言い草ウサ。気になっただけウサ。教えてくれないならいいウサ。

お客:しょうがないですねぇ。まだ特許取ってないから、マネしないでくださいよ!ホラ!

ウサ田:・・・?ただのワリバシうさ?

お客:フフ・・・このワリバシ、なんと、こうやって、口にはさむと・・・ほふへふ?ほへへはんほ、うははうはふはふふへふ。

ウサ田:何言ってるかわからないウサ。

お客:なんと!歌がうまくなるんです!

ウサ田:へぇ~・・・って古典的なボイストレーニングの方法だウサ。

お客:な、なんだってーー!?

ウサ田:だいたい、それは特許登録できないウサ。特許をなめてるウサ。

お客:ううーむ・・んじゃ、これはどうでしょう!なんと!水色ダイオード!!

ウサ田:却下。

お客:うーーん。ウサ田さん、特許って難しいです。特許ってどうなってるんですか??

◎特許とは?

ウサ田:そうウサね~。そもそも、特許って、何を保護する権利ウサ?

お客:知ってますよ、発明とかじゃないですか?あとは、なんかアイデアとかそこらへん全般の。

ウサ田:半分正解で半分間違いウサ。特許権は、知的財産権のうちのひとつだウサ。

お客:知的財産権??

ウサ田:知的財産を守る権利だウサ。人は精神活動をしながら生きているウサ。その過程で様々なものを創造するウサ。そういった知的活動の結果生じたものを保護する権利だウサ。

お客:知的活動ですか。まさに僕のための法律ですね。

ウサ田:・・・。まぁ、そういう事にしておくウサ。んで、知的財産権は大きく分けると、工業所有権と著作権に分かれるウサ。

お客:あ、著作権は知ってます。本とか、絵とかのヤツですよね。工業所有権ってのは・・・たぶん、工業に関する著作権チックな権利ですかね?

ウサ田:そのとおりだウサ。産業に関するものを工業所有権、文化に関するものを著作権とザックリ分けられるウサ。そして、工業所有権の中のひとつの権利が特許権だウサ。他に実用新案権、商標権、意匠権があるウサ。

お客:んじゃ、特許っていうのは、産業に関係する発明を保護する権利なんですね!

ウサ田:そうウサ。でも、そもそも発明って何ウサ?たとえば、あるある大辞典にあるような「あっと驚く使い方」は発明ウサ?

お客:うーーーん、難しいですね。そこらへん、ぜんぶひっくるめてもいい感じしますけど、そしたら世界中なんでも特許だらけですし・・

ウサ田:一応、発明は「創作の技術が高度なもの」であり、進歩性と新規性があるもの、と定義してあるウサ。ようするに、新しくて、進んだものであり、なおかつ高度なアイデアを発明と呼ぶことになっているウサ。ちょっとしたアイデアレベルでは発明じゃないウサ。

お客:んじゃ、さっきのワリバシのは違うんですね?・・・ある意味高度ですよ?

ウサ田:あれは、ボイストレーニングの分野では広く知られていることだウサ。そういうのは除外されるウサ。つまり、国内で知られているもの「公知発明」、国内ですでに実施されているもの「公用発明」、文献に載っているもの「文献公知発明」はダメウサ。

お客:えーー。んじゃ、水色ダイオードは?

ウサ田:どうせ、青色ダイオードと他のダイオードを組み合わせたものでしょ?

お客:そ、そうですけど。

ウサ田:一応、モノの組み合わせ、形状、構造によるアイデアを「考案」とし、実用新案権が適用されるかもしれないウサ。

お客:おおおーーー。なんです?実用新案権って?

ウサ田:ようするに、ミニ特許だウサ。特許ほどの内容でないにしろ、何らかの創造性があるものに対して有効とされる工業所有権だウサ。

お客:なるほど・・・でも、特許のほうがいいです。こう、カッコイイじゃないですか。

ウサ田:そうウサ?特許は確かに20年間保護されるので、他の工業所有権よりも長期間保護されるウサ(商標権は更新により半永久保護が可能だが)。でも、そんな独占権を守るためには、毎年お金を特許庁に払わないといけないし、裁判などで守らなければならないウサ。タイヘンウサよ。

お客:ゲゲ。タダじゃないんですか!?

ウサ田:特許の沙汰も金次第だウサ。特許登録の際に三年分の特許費用を払わないと取り消しになるウサ。また、20年間費用を毎年払わないといけないウサ。他にも、登録後半年以内に、異議申立がされ、それが受理されても取り消しになるウサ。

お客:ううーーん。タイヘンだ。んじゃ、このアイデアはそっと胸の中に閉まっておきます。

ウサ田:最近、特許などの知的財産権がらみの話題が多いウサ、意識が高まるのはいいウサけど、守るためにはお金も時間もかかるウサ。知財を守るのは、普通の財産を守るよりも・・・難しいウサねぇ。

お客:そうだ!「タダで居酒屋で酒を飲める方法」を考えました!これは特許ですか?それとも実用新案ですか!?

ウサ田:公序良俗に反するものはダメウサ。
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by uzada | 2004-05-04 04:04 | 法務