カテゴリ:ネット・IT( 22 )
ホントにHPは収穫逓増? (中編)
前回のあらすじ:「収穫逓増」とは、規模に対してだんだん費用あたりの収穫が増えていく事である。特にインターネット関連の収穫逓増産業・分野においては、ネットワーク外部性が強く働く。

お客:ってワケで、中編ですよ!!えーーーと、前回は、「マクロレベルでは確かに松岡修三は熱い男だが、楽屋では結構ダラダラしてるし、正直結構年いっちゃったから、昔のような熱気は既に彼の中には・・・

ウサ田:違うウサ!!

 スマッシュ!

お客:イタイイタイ!硬球がイタイ!!

ウサ田:前回は、「マクロレベルでは確かにHPには収穫逓増が働いているが、ミクロレベルで見てみると、個々のHPに収穫逓増が働いているとは言いにくい状況があるのではないか・・・」という話だったんだウサ。んで、収穫逓増とネットワーク外部性について解説したんだウサね!!

お客:そ、そうでしたそうでした!!ホラ、最近暑くって・・・ついついぼーっとしちゃうんですよね!

ウサ田:ま、がんばって行こうウサ!

◎マクロレベルでは収穫逓増

お客:えっと、そもそも、「マクロレベルでは収穫逓増」って事なんですけど、これっていうのは・・・?

ウサ田:そうウサね。要するに、インターネット上の全トラフィック(アクセスの流れや数)を分析してみると、収穫逓増が働いていると言えるって事なんだウサ。「Jakob Nielsen博士のAlertbox」にある「ウェブサイトは収穫逓増型か?」で扱われているので、それを参考に説明してみるウサね。まずは、グラフを見て欲しいウサ!



お客:このグラフですか。ふむふむ。なるほどなるほど。

ウサ田:グラフは対数関数ベースのX軸Y軸を取っている事に注意して欲しいウサ。このグラフは、典型的なZipf分布になっているウサね!つまり、どういう事が言えるウサ?

お客:ライターは好きです、でもZippoはもーーっと好きですっ!!

ウサ田:だ、大丈夫ウサ?なんか発言がおかしいウサよ??

お客:いえ・・・なんていうか、Zipf分布をさもみんなが知ってて当然のように流すもんですから、僕は思わず「やべぇ・・・これって常識だったの?学校でみんな習ったの?」って思って・・・ううっ・・・

ウサ田:大丈夫ウサ。僕も知らなかったウサ。Zipf分布というのは、「集中と分散の現象」を現していて、要するに、量の大きなものは種類が少なく、量の少ないものは種類が多い、って事なんだウサ。パレートの法則とよく似ているウサね。

お客:そうなんですか、へぇ~・・・ってよくわかんないっ!!

ウサ田:例えば、レンタルビデオショップでは、よく借りられるビデオは少なく、そして全然借りられないビデオはたくさんの種類があるウサね?これもZipf分布の一つなんだウサ。

お客:そうですか?僕の借りたいビデオはそもそもお店になかったりします!!

ウサ田:そ、そうウサか。あえて何のビデオかはツッコまないで置くウサ。・・・グラフを見るとわかるとおり、ごく少数のサイトが大量のアクセスを獲得しており、そして大多数のサイトが少量のアクセスしか得てないウサね。

お客:あ、そっか。X軸・Y軸が対数的でしたっけ・・・そう言えば、そうですな!!・・・・んで、どうしてこの分布が「収穫逓増」が働いている証拠になるんですか?

ウサ田:「収穫逓増」っていうのは、要するに「富めるものはより富を得やすく、そして貧しきものはいつまでも貧しい」って状況になるんだウサ。そうなると、上位と下位の差はどんどん開いていくウサね?その結果、大多数の人達が小さな収穫に甘んじる一方で、ごく少数があまりにも莫大な収穫を得る・・・・つまり、Zipf分布になるって事なんだウサ!

お客:そ、そっか!!なるほどーーそれでこのグラフから「マクロレベルでは収穫逓増が働いている」って言えるわけなんですね!!

◎ミクロレベルでは収穫一定?

ウサ田:一方、ミクロレベル、つまり個々のサイトをとって考えてみると、「収穫逓増」が当てはまるかどうか、って点では、僕はちょっと疑問を感じたウサ。

お客:はぁ・・・・それって、前回の「ミクロとマクロ」で扱った、ミクロとマクロの解離ですよね。

ウサ田:そうウサね。特に個人が運営しているHPについては、「収穫逓増」はあまり働いていないと思うんだウサ。いくつかグラフを調べたんだけど、その中からわかりやすいグラフを紹介するから、それを見て考えてみようウサ!
a0017407_22380.gif

お客:ほいさほいさ

ウサ田:このグラフは「AZ-1のページ」という車について扱った個人のHPの「アクセス数一万までの類型・日別のアクセス数」のグラフだウサ。見てどう思うウサ?

お客:うーん・・・縮小が激しすぎて見づらい・・・

ウサ田:そ、それはゴメンだけど、内容的には?

お客:うーん。「10000アクセスまでの累計」グラフって、なんか一次関数的だし・・・これって収穫逓増なんですか?ちょっと違うような・・・

ウサ田:そうウサね。これは、はっきりと「収穫一定」の特徴を表しているウサ。基本的に、HPは定期的に更新され、つまり規模がだんだん増えていくという現象がおきている中、アクセス数は開設当初・中期・後期で基本的に伸びに大差がないウサね。

お客:うーん。そうですねぇ。でも、「1日あたりのアクセスデータ」を見ると、前半よりも後半のほうが、アクセス数が底上げされてるような・・・安定しているような感じがしますけど・・・

ウサ田:確かに安定してきているのは事実なんだけど、底上げされてるかどうかは有意とは言えないウサ。初期では、ある日だけググンとアクセスが伸びたりといった状況が多いから、それがだんだん均された(ならされた)現象と見たほうが自然ウサね。

お客:うーん、確かにそうかも!!

ウサ田:つまり、グラフから言える事は、個々のサイト自体には、「収穫逓増」の現象はほとんど働いておらず、むしろ「収穫一定」のほうがより真実に近いって事なんだウサ。

お客:うむむ・・・なるほど・・・では、それはどうしてなんでしょう?

ウサ田:それは・・・・・次回に続くウサ!

お客:なるほど・・・・・・では、それはどうしてなんでしょう?

ウサ田:そ、それは・・・・・・・

お客:手抜き?

ウサ田:・・・・・・・・・息抜きウサ。
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by uzada | 2004-07-09 22:39 | ネット・IT
ホントにHPは収穫逓増? (前編)
ウサ田:うーんうーん・・・?

お客:どうしたんですか?

ウサ田:いやぁ、ちょっと悩んでいるんだウサ。

お客:あらあらあらあらあらあらあら、いつもと逆のパターンですね。この僕が!その悩み、聞いてあげてもよろしくてよ?

ウサ田:そうウサ?実は、インターネットのHPは規模に対して収穫逓増となるといわれており、マクロレベルでは確かに実証されているものの、ミクロレベルで個々のHPを見てみると、必ずしも収穫逓増にならず、むしろ収穫一定になるケースが多いのではないか・・・って思ってるんだウサ。

お客:・・・・・・・・・・カハッ!!いかんいかん!意識が飛んでた!!も、もう一回説明してくれませんか?

ウサ田:いいウサよ。要するに、ネットワーク外部性が顕著に働くと言われる割に、その実体が掴みにくいって点が問題なんだウサ。どうしてHPにネットワーク外部性が働くのか、そしてどうしてそれが収穫逓増に繋がるのかという点で、マクロとミクロでの解離が生じていて・・・・

お客:飛びまス!飛びまス!

ウサ田:・・・・・大丈夫ウサ?

お客:ウサ田さん、ぼ、僕は、ちょっと頭の調子が悪いので、今日は質問に答えてあげられそうにないです・・・い、一緒に考えてみましょう!!

ウサ田:そうウサね。

◎HPは収穫逓増?

お客:えっと・・・・まずは・・・・なんでしたっけ、「HPは規模に対して松岡修三」でしたっけ?燃えるって事ですかね。

ウサ田:収穫逓増(しゅうかくていぞう)ウサね。収穫逓増ってのは、規模が大きくなるにつれて、だんだんと同じ手間や費用に対して得られる収穫・結果が増えていく事を指すんだウサ。

お客:うーんうーん・・・って事はですよ?例えば、今日、友達にメールしたら、1通の返事が来たけど、だんだん仲良くなると、一通のメールを出しただけで、何通もメールが返って来る・・・そんな感じですか?

ウサ田:うーん、ちょっと違うんだウサ。「規模に対して」って言葉がある通り、規模が増えれば増えるほど、って事ウサね。例えば、10人のサークルでは、合コンの企画が週に1回しか立ち上がらなかったけど、20人のサークルになると週に3回、30人のサークルになると週に6回、40人のサークルになったら、週に14日も!!って感じなんだウサ。

お客:そ、それは・・・・・多すぎでいくら体があっても持ちませんな。あとオサイフも。

ウサ田:でも、実際にはわかりやすいウサよね。では、どうして合コンの企画が立ち上がりやすくなると思うウサ?

お客:うーーーん、それはですね、10人の頃のメンバーの一人が、失恋したばっかりで、結構ヘコんだムードだったんですけど、20人になった頃には、その失恋の痛手が癒えて、なんていうか・・・・

ウサ田:そ、そんなん知らないウサよ!!もっと普遍的な理由を導いて欲しいウサ!!

お客:たぶん、アレですよ。10人の時よりも、20人の時のほうが、知り合いやツテが爆発的に増えて、って感じなんじゃないですか?

ウサ田:うんうん。そうウサね。そしてまた、そのサークルの外側の人達にとっても、10人しかいないサークルに合コンのネタを持っていくよりも、20人、そして30人のサークルに持っていったほうが、より合コンのネタが「有効になる」と判断していく事も理由としてはあるウサね。収穫逓増ってのは、こんな風に「でっかいトコロ・沢山のトコロに集まろう!」って性質が関わっているんだウサ。

お客:おおっ、なんていうか、長いものには巻かれろ?

ウサ田:まぁ、ニュアンスは似ているウサね。そんな性格を「ネットワーク外部性」って言うんだウサ。

◎ネットワーク外部性とは?

お客:なんかカッチョイイ言葉ですね。ネットワーク外部性。・・・・「オレはネットの海のアウトローさ・・・」って感じですか。いや、もしかしたら・・・「オレはネットの海でひとりぼっち」っていう悲しき姿なのかも・・・・・・・ううっ、今日も僕は心のオフラインですよ!!

ウサ田:真逆(まさか)!その逆なんだウサよ。ネットワーク外部性ってのは、みんなと同じモノを、って現象の加速によるものなんだウサ。これを説明するものとして、よく例に挙げられるのが、「VHSとベータ」の家庭用ビデオの規格争いなんだウサ。

お客:V・H・S!! V・H・S!!

ウサ田:1970年頃、家庭用ビデオデッキの規格は、大手ソニーが開発した「ベータマックス」という規格と、弱小だった日本ビクターの「VHS」という二つがあったんだウサ。ソニーは、自社で高機能な家庭用ビデオのデファクトスタンダード(標準規格)を作り、そしてそれを独占的に製造・販売する事で、家庭用ビデオの市場を丸呑みしようとしてたんだウサ。

お客:ソニーの技術力は世界一ィィィィィィ!!!!

ウサ田:それに対して、日本ビクターのVHSは実は技術的には結構大した事なかったウサ。でも、ソニーとは違い、短期的な利益を追わずに、規格や仕様を積極的に他のメーカーに公開していった結果、多くのメーカーの賛同を得て、そして最後には家庭用ビデオのデファクトスタンダードとなったんだウサ。

お客:おぉぉおおぉ、やるじゃん!ビクター!

ウサ田:まぁ、「プロジェクトX」とかでも扱われている有名な話なので、詳しくはそちらで参照して欲しいウサ。ともあれ、この時、ビクターのVHSが標準規格となり得た最大の理由が、この「ネットワーク外部性」なんだウサ。

お客:おお、つまり、どういう事ですか?

ウサ田:要するに、使うユーザーが多ければ多いほど、使う事によって得られる恩恵が大きくなるって事ウサね。VHSとベータの例では、規格を使うメーカーの数がこれにあたるウサ。

お客:なるほどなるほど。あ、そう言えば、最近もこんな例がありますよね!

ウサ田:「マイクロソフトとアップルコンピュータ」の例も有名だけど、同じソニーの例では、「メモリースティックとSDカード」の例もあるウサ。・・・・この例でもソニーは結局デファクトスタンダードの獲得に失敗しているんだウサ。んでもって、また最近は、「東芝・NECのHDDVDと、ソニー・松下のブルーレイ」の競争があったりとか・・・

お客:ううーん、ソニー大丈夫ですかね!!

ウサ田:ど、どうなんだろうウサ。ともあれ、収穫逓増ってのはわかったウサね。

お客:ええぇ、もうばっちりですよ。んで、何でしたっけ・・・えっと・・・

ウサ田:HPにおいて、マクロでは収穫逓増が働くものの、ミクロでは収穫逓増が必ずしも働かず、むしろ収穫一定の例のほうが多いのではないか・・・って点なんだウサ。

お客:・・・・?えーーーーーーと、おっと!!時間がきてしまいました!また次回に続きます!!では、サヨナラ、サヨナラ。

ウサ田:え?続くウサ?


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by uzada | 2004-07-07 00:46 | ネット・IT
ニュースサイトの強さ!? ツァイガルニック効果
お客:見て下さい、コレ、おもしろいですよ?
コメントにて進行する小説 ~implantation ~

この小説は、いちばん下にあるコメント欄へのあなたの書き込みの影響を受け、進行します。どなたでも書き込み自由です。
---------------------------------------------------

 父、母、息子の三名が、娘の帰りを居間で待っている。

 母  「おそいわねえ。なにしてるんでしょうねえ」
 父  「なにやってるんだ、あいつは」
 息子 「心配することないんじゃない」 漫画を読みながら答える。

 まだ名前もない三人は娘の帰りを待っている
引用:Bra-net

ウサ田:あぁ、これ、僕も参加したウサ。・・・・あ、あんまり僕のコメントはおもしろくなかったウサ。ちょっと、よく考えず、勢いだけでやっちゃったのがマズかったウサ。

お客:ウサ田さんはつまらんない人間ですね!

ウサ田:・・・。blogのコメントだけでそんな事言われたくないウサ・・・ううぅ・・・

お客:さ、つまらないウサ田さん、つまらないなりでいいですから、どうしてこの「コメントにて進行する小説」がこんなにも興味をそそるのか、教えてくださいよ?

ウサ田:ううぅ・・・そ、そうウサね。うーん・・・まぁ、誰もが思い浮かぶ例で言えば、「インタラクティブ性」があるから、って事じゃないウサ?

お客:ハァ~深いため息)・・・ウサ田さん。つまらないだけでなく、内容もナイ。・・・あんた、それでも芸人なの?

ウサ田:ううっ・・・って、芸人じゃねぇーー!!

お客:ハァ~もっと深いため息)・・・ウサ田さん。そんなツッコミじゃ、誰も笑いませんよ。全く、ヨシモトで何を勉強してきたんだか・・・ちゃんとツッコんで下さいよ全く・・・

ウサ田:えいっ!

 ぐさ。

お客:あぁ~~目がァ~~目がァ~~

ウサ田:お望みどおり、ツッコんでやったウサ!

お客:しくしく・・・・

ウサ田:ツッコミついでに説明するウサ。たぶん、その「コメントにて進行する小説」という企画には、ツァイガルニック効果が働いている面もあるウサ!

お客:ツァイガルニック効・・・かぁぁぁ・・・イタイイタイ!!!そこ急所だから!!もうツッコまないで!!

◎ツァイガルニック効果とは?

ウサ田:ツァイガルニック効果とは、「人は完成されたものよりも未完成のものに興味を示す」という効果の事なんだウサ。

お客:はぁ・・・・

ウサ田:例えば、バラエティ番組とかで、「CMの後、衝撃の事実が!」とかあるウサね?んで、見てみたら、実際のところは全然衝撃の内容じゃない・・・って事が。

お客:あぁ。ありますあります。「CMの後、とんでもない修羅場が!!」とか。「刮目して待て!」とか。

ウサ田:それを心理学的に、ツァイガルニック効果を利用した・・・とか言うんだウサ。「だから何だ!」って言われたら、まぁ、なんなんだろう、って感じだけどウサ。

お客:要するに、お客さんの期待を煽る、って事ですよね?

ウサ田:まさにそうウサね。そして、期待を煽る時には、「完成形」をちらつかせるよりも、「不完全」をちらつかせた方が良い、って事ウサ!

お客:そんなん、TVとか見てたら判りますけどねぇ。

ウサ田:昔はわからなかったんだウサ。今は、あくどい(?)演出のTV番組のおかげで、誰もが常識として知っているウサね。・・・だから、騙されなくなった人も多いかもしれないウサ。

お客:はい!・・・僕もそうでーす。

◎ニュースサイトはツァイガルニック効果でいっぱい!!

ウサ田:ツァイガルニック効果で考えてみると、ニュースサイトは、うまい事、ツァイガルニック効果を活用しているウサね。

お客:って言いますと?

ウサ田:ニュースサイト、例えば「私たんニュース」(いつも取り上げてくれてありがとうございますっ!)の基本的な構成は、以下の通りウサ。

ノーパン健康法は迷信じゃない!? 私の場合、ヒモパンです!(えへへ
http://xxx.xxxxx.xxxxxxx-xxx.com/dummy-url.htm


お客:ヒモパンなんですか!?

ウサ田:いや、コレは、僕が今適当に例として書いたものだから・・・

お客:なんだぁ。

ウサ田:でも、この見出しとコメントとURLという構成は、ツァイガルニック効果をうまく応用しているウサ。まず、見出しで内容を不完全な形で表示し、ニュースへの興味を煽る。そして、簡単なコメントで、内容から受ける感想・感情を書く事で、不完全な形で、「私たん」への興味を煽っているんだウサ。それにより、顧客固定化、つまり常連さんになるのを促進しているんだウサ!

お客:な、なんだってーーー!!!

ウサ田:普通に見出しとURLを表示したとしても、別にそれはそれでニュースサイトとしてはいいんだけど、そこに簡単なコメントをつける事で、ニュースサイトの管理人についての興味も煽っている、それがうまいんだウサ。

お客:た、確かに、僕も「ヒモパンなのっ!?」って煽られました。めっちゃ煽られました!!

ウサ田:それは煽られすぎウサ。

お客:ううっ!!

ウサ田:ニュースサイトで見られるように、未完成の見出しの表示は、結構重要なテクニックウサね。blogでも、結構活用できるアイデアだと思うウサ。

お客:っていうか、既にやってますよね。この「ウサつぶ」でも。

ウサ田:そうウサね。皆さんも是非やってみてくださいウサ。でも、会社の書類とかで「今四半期の売上はどうなの!? 四半期決算報告書草案」なんてやらないで欲しいウサ。自分の会社員人生が未完成になってしまうかもしれないウサよ?

お客:だははは!・・・・って笑えないよ・・・

ウサ田:他にもツァイガルニック効果が有効な例として、人間関係における「ちょびっとずつの自己紹介」などがあるウサね。いわゆる「謎の多い人って魅力的ネ!」みたいなヤツだウサ。

お客:おおぅ!!メモメモ・・・

ウサ田:まぁ、かといって秘密主義すぎたりすると、「あの人は神秘的っていうか、意味わかんない人」って言う風に、印象が完成してしまうウサ。未完成って事は、ちょっとは出来上がってないといけないんだウサよ。

お客:ハッ!そうか。それでまた一つ謎が解けた!!

ウサ田:どうしたウサ?

お客:そうか・・・・ロリコンっていうのは、未完成な女性への興味なんだ!!ツァイガルニック効果によるものなんだ!!!

ウサ田:そうなのかなぁ・・・?

お客:ロリコンっていうのは・・・ツァイガルニッ!!!

ウサ田:??

お客:ツァイガルニック効果を使ってみました。どうでしょう?未完成でしょ?

ウサ田:頭の中身も未完成ウサね。
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by uzada | 2004-06-23 00:01 | ネット・IT
検索結果のblogが邪魔? Blogless Google
お客:さーてっと、検索検索・・・

ウサ田:何を検索してるウサ?

お客:実はとある漫画家の作品が気になりましてね。ちょっと検索して、アマゾンで買おうかなぁ、って思って。漫画家の名前で検索してるんです。

ウサ田:ほぅほぅ・・・

お客:あれーーー。うーん。どれもblogの感想ばっかりで、ぜんぜんヒットしない・・・ウサ田さん!なんとかしてくださいよ!この大量のblogウザい!!

ウサ田:全国16万人のbloggerを敵に回した発言ウサね・・・・・

お客:だって、検索の上位にblogばっかりヒットして、お目当ての情報にちっともたどり着けないんですよ!

ウサ田:そんな事ないウサよ・・・・ホラ、ここに漫画家の名前と・・・・amazonって入れて・・・ホラ、できたウサ。

お客:おおぅ・・・できたできた。よーし、早速注文じゃ!!

ウサ田:良かったウサね。これで漫画が読めるウサ。

お客:いやー、良かった良かった。一時はうんざりする量の漫画の感想のblogを目の前にして、遭難するかと思いましたよ!

ウサ田:んで、届いたらどうするウサ?

お客:そりゃ、感想をblogに書きますぜ!

ウサ田:オイオイ!!

◎アンチblog検索エンジン Blogless Google

ウサ田:そもそも、今回は、「Blogless Google」を使ってみるのも良かったウサね。

お客:なんですかソリャ?

ウサ田:本来、多くの検索エンジンは、検索ワード中に「-(マイナス)」記号を入れる事で、検索結果からキーワードを除外して検索する事ができるウサ。

お客:????

ウサ田:例えば、サッカーのJリーグ以外の事を調べたかったら、「サッカー -Jリーグ」ってやればいいんだウサ。

お客:な、ナンダッテーーーー!!

ウサ田:blogを排除する場合、blog特有のアドレス、例えば「cocolog」だったり「hatena」をぬかせばいい、って事で、それをやっちゃうのが、このBlogless Googleなんだウサ。

お客:なるほどなるほど!!こりゃ便利かも!

ウサ田:ま、excite blogも含めて、引っかかっちゃうのもあるんだけどウサ・・・

◎欲しい情報があるのなら、検索エンジンを使い分けよう!!

ウサ田:そもそも、blogとその他のHPで明確に欲しい情報・対象とする情報が違うのなら、検索エンジンの段階でそれをちゃんと分けないとダメウサよね?

お客:えーーー、難しいです。そもそもウサ田さんが何言ってるかわからんとですよ。

ウサ田:例えば、マニアックな漫画を買おうとする時、近所の小さな本屋さんに探しに行くウサ?

お客:いかないですなぁ!!でっかい本屋さんに行きますよ。BOOK 1STとか。

ウサ田:んじゃ、ジャンプとか買うのに、でっかい本屋さんに行くウサ?

お客:まさか?駅の売店で十分ですよ!

ウサ田:そうウサね。まさにそれと同じなんだウサ。例えば、「この漫画おもろいなぁ・・・他の人はどう思ってるんだろう?」って時は、いきなりGoogleやYahooに当るよりも、未来検索などで直接blogを調べた方がいいウサね!

お客:た、確かに!

ウサ田:逆に、それ以外の時は、さっきのBlogless Googleを使えばいいウサ。また、これらの区別をしないでいい時は、普通にGoogleやYahooを使うんだウサ。

お客:うむむ・・・・そうか、なるほど。

ウサ田:こう考えてみると、bloggerへの「検索結果でいっつも上位に来てウザいんじゃい!」っていう批判は、bloggerが悪いのではなく、検索エンジンの使い分けができていなかったり、検索エンジンの機能自体にまだまだ足りない点があるって事だと思うウサ。

お客:はっはっは、そんな事言う人いるんですか?・・・フッ、あんた、検索エンジンが煤けてるぜ、って言いたくなりますな!!

ウサ田:こ、今回の記事の7行目を読み返してみるウサよ・・・・
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by uzada | 2004-06-16 01:43 | ネット・IT
未来の家具と現代の箱
コンサルティングのアクセンチュア社は未来の家はどうあるべきか、という研究を行っている。その研究結果の一部がBBCにて発表された。なかなか興味深いのでご紹介しよう。

・BBC記事 Smart homes offer a helping hand

まず、国連の調査によると2050年には世界人口の20%が60歳以上になる。そして先進国だけでみればその割合は33%以上になる(日本はもっと高いだろう)。
そうした環境において、どのような薬が必要か。調査によるとうつ、不安、不眠症に対する薬が他の病気よりも二倍から三倍必要になるといわれている。

つまり、高齢化社会が抱えるのは心の病気なのだ。
その問題を解決するためにアクセンチュア社はつぎのような仕組みを提唱している。

【Persuasive Mirrors(説得力のある鏡)】
毎日の生活において何をしたかに基づいてリアルタイムでフィードバックしてくれる鏡。食べすぎで運動しないとこうなっちゃいますよ、なんてことを映してくれたりもする。

【Connected Tables(つながった机)】
テーブルでおもむろにチェス。相手は遠隔地にいるお友達。テーブルに直接映写されるチェスや将棋が高齢者に優しいインターフェースと言える。

【Shared Scrap Books(共有スクラップブック)】
アルバムを開くと遠隔地で家族がアップロードした写真やメッセージ、映像を見ることができる。遠く散らばった家族でも一つのアルバムでつながることができる。

生活を豊かにする。昔は物質的な豊かさ、今後は精神的な豊かさ。

引用:ヌーベルブログ(田口元)
お客:ほぅほぅ・・・未来の家にはそんな鏡や机やらがあるんですねぇ。

ウサ田:そうウサねぇ。

お客:・・・・それにしても、アクセンチュアは大事なものを忘れている。

ウサ田:何ウサ?

お客:そりゃ、アレですよ?ロボットですよ!!!

ウサ田:あぁ、アトムとかドラえもんとか?

お客:そうじゃなくって!sex-android(セクサロイド)ですよ!(性交渉可能なロボット)

ウサ田:・・・・・・えーと・・・

お客:ウサ田さんなら同意してくれますよね!聞くところによると、ウサギは年がら年中発情期だそうです!そんな年がら年中発情期なウサ田さんなら!同意してくれますよね!

ウサ田:ぼ、僕が発情期みたいな言い方しないで欲しいウサ!!

◎すでにあるよ、未来の家具が。

ウサ田:でも、アクセンチュアの提案する家具は、すでに存在しているウサね!ただし、インターネットの中でだけど。とりあえず、一つ一つ紹介していくウサ!きっと役に立つウサよ。

■ Persuasive Mirrorsネット版 「体型シュミレーション

ウサ田:1日に食べたポテチ・ジュースなど、10種類の間食と、1日に行ったジョギングなどの10種類の運動、これらの影響を受けて、1ヶ月後から一年後の自分の体型をシュミレーションしてくれるウサ!

お客:さっそくやってみましょう!!

ウサ田:どれどれ・・・・

お客:ウサ田さん、僕の毎日食べている酢こんぶって10種類にないんですけど、これってどうすれば・・・

■ Connected Tablesネット版 「インフォシークゲーム

ウサ田:机が繋がっているわけじゃないけど、回線の向こう側の人と、いろいろなテーブルゲームができるウサ。比較的客層が大人し目なので(同種のサービスでもハンゲームなどは子供が多い)大人でもゆっくり楽しめるのがいいウサね!

お客:いろいろありますねぇ・・・

ウサ田:お客さんも、とりあえずやってみたらどうウサ?

お客:んじゃ、囲碁を!

ウサ田:おお?渋いウサね・・・

お客:なんてったって、僕の背後にはゴースト囲碁王がついてますからね・・・!

■ Shared Scrap Booksネット版 「ヤフーフォト

ウサ田:これは結構メジャーだから、利用している人も多いと思うウサ。ヤフーのアカウントで、写真やムービーをネット上に保存できて、友人や家族と共有できるサービスだウサ。

お客:ふふ、僕も利用してますよ。結構便利ですよね。

ウサ田:何を保存しているウサ?

お客:内緒です・・・・・・・・・ぐふふ。

ウサ田:ま、まさか!?・・・・・・あの時全て失われたと思っていたのに・・・!!!

お客:×××は滅びぬ!何度でもよみがえるさァ!×××こそ人類の夢だからだ!!

ウサ田:えいっ!

   ぐさ。  
  
お客:あ~~あ~~目がぁ~~目がぁぁ~~!!

ウサ田:今のうちに全部消すウサ・・・・

◎リテラシー対策と難易度を下げる工夫が大事

ウサ田:こうやって考えてみると、家電業界がネット家電・情報家電を新しく売り込まなくても、パソコン一台で事足りるという事がわかるウサね。・・・ただでさえ高齢化社会においては支出が切り詰められるのだから、ムダな家電をたくさん買うよりも、パソコン1台で全て済ました方がいいウサ。

お客:まぁ、これらの紹介したサービスも全部無料ですしねぇ。

ウサ田:とはいえ、まだまだ高齢者の方々にとって、パソコンは「謎の箱」だウサね。だから、政策としてパソコンの使い方技術の習得・・・これをコンピュータ・リテラシーと言うんだけど、それを推進していく必要があるウサね。

お客:アビバ!とかですか?・・・・お金かかりますよォ

ウサ田:大学生や高校生の授業の一貫で教えさせれば、お金かからないウサね。世代を超えたコミュニケーションの効果もあるし、お互いの文化浸透の機会になるウサ。

お客:そういや、この前の「僕らのインターネット読み書き」で、「情報リテラシー」って言葉を使ってましたけど、それとコンピュータ・リテラシーは違うんですか?

ウサ田:コンピュータ・リテラシーはパソコンの使い方の習熟だウサね。要するに、ハード・ソフト面での基本的な使用方法の理解についてだウサ。・・・一方、情報リテラシーは、セキュリティやコミュニケーションなども含めた、情報操作一般について扱うんだウサ。だから、情報リテラシーのほうが高度な内容なんだウサ。

お客:なるほどなるほど。とりあえず、高齢化社会に向けて、おじいちゃんおばあちゃんにパソコンに触れる機会を増や政策も必要だって事ですね!

ウサ田:そうウサね。「お孫さんといつでもお話できますよ」ってベネフィットを示せれば、難しい事じゃないウサ。とはいえ、物理的問題として、キーボードの入力の難しさ(考えてみたらボタンが100以上もある!)、窓構造のOSというナゾのもの(家電でこんな仕組みのヤツある?)は確かに大きな障害ウサね!・・・・これらの改善は必要だウサ!



お客:コソコソ・・・・

■ sex-androidネット版「3Feel

お客:えーと・・・こんなのがあったんだウサっ!ぐひょひょウサっ!

お客:わぁ、すごい!さすがにウサ田さんは年中発情する一族の末裔ですね!


ウサ田:そこっ!!何やってんだウサ!!!
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by uzada | 2004-06-12 00:07 | ネット・IT
旬を利用しアクセスアップ?! 未来検索
お客:ウ、ウサ田さ・・・・・ん

ウサ田:どうしたウサ?元気ないウサ?まだ例の×××の×××が消えちゃったのを気に病んでいるんだウサ?

お客:・・・・・・そ、それもありますが、何より、blogのアクセス数が大暴落中で・・・・・もう、心のブラックマンデーですよ!心のバブル崩壊ですよぉ!うわーん!

ウサ田:アラアラ・・・それは大変ウサ。

お客:ウサ田さん、ぼ、ぼかぁ・・・以前に言われたリンクも、レイアウトも、blogランキング参加も、全てやりました・・・・人事をつくしたのに・・・天命が来ないだなんて!神様仏様!ゲイツ様!

ウサ田:それじゃ、無理矢理天命を引き寄せるウサ!

お客:そ、そんな方法があるんですかーー!?

◎無理矢理アクセス上昇計画

ウサ田:アクセス数が上がらない・低下傾向になっている理由には、おおまかに言って2つの理由があるウサ。さて、何だウサ?

お客:きっとCIAの上層部が僕のサイトに妨害工作を・・・・

ウサ田:ンなわけない。

お客:うーーん・・・いや~・・・なんか、考え出すとヘコむんで考えたくないでぇす。

ウサ田:しょうがないウサね・・・。まず、「常連さんが来なくなった(客離れ)」ってのがあるウサね。

お客:そ、そんな・・・シェーーーン!!!カムバーーーーック!!!

ウサ田:次に、「検索エンジンなどから来る新規顧客が減った(新規客減少)」ってのウサ。

お客:アギャ。な、ナルホド・・・なんだかんだいって、それって大きいですな。

ウサ田:これらの両方もしくはどちらかにアプローチするウサ。

お客:ううーーむ。その「客離れ」に関しては・・・きっと僕の文章が気に入らなかったり、あんまり合わなかったんですよ、きっと。だからまぁ・・・どうしようもない?来るものは拒まず、去るものは追わずって事で。

ウサ田:まぁ、事業としてやってるわけじゃないなら、別にお客さんに合わせて自分の書きたい事を180度転換させる必要はないウサね。レイアウト等、基本的な点での努力はしているんだし。

お客:そうでしょ~

ウサ田:となると、「新規客減少」に対してアプローチする必要があるウサね!

お客:って事は、検索エンジンとかを見て来る人を増やせって事ですか?

ウサ田:そうウサ!

お客:・・・・ンなのできないですよ!誰が何を検索しているか、なんてわかんないから!

◎未来検索の使い方

ウサ田:いやぁ、実はわかるんだウサ。livedoorの「未来検索livedoor」に、「今日・注目のキーワード」ってコーナーがあるんだウサ。これを見ればわかるウサ。

お客:なんですかこりゃ?

ウサ田:livedoorが提供している、blog専用の検索エンジンなんだウサ。

お客:ほぅほぅ。んで、これを見たら、どうして「誰が何を検索しているか」わかるんですか?

ウサ田:ホラ、画面の下あたりに「今日・注目のキーワード」ってのがあるウサ。このランキングは「今日、未来検索で調べられた単語トップ10」の事なんだウサ。
a0017407_01641.jpg

お客:はぁ・・・ハッ!そうか、それが「誰が何を検索しているか」って事ですか!

ウサ田:そうウサ。「blog検索エンジンを使う人」が何を一番調べているかわかるんだウサ。・・・つまり、ランキングにあるキーワード絡めてblogを書く事で、より効率的に検索エンジン経由の閲覧者を獲得できるんだウサ。

◎乱筆乱文はお客さんにそっぽ向かれる?

お客:よーーーし、んじゃ、トップ1からトップ10まで全部含めてblogにしちゃうぞ!こんなんどうだ!?

窪塚洋介ゲオ?じゃなかった、ゲイなのかなあ、ってあいたんが言ってました。そんなあいたんは最近証券外務員資格を取ったので、長澤まさみちゃんに誉めてもらってご満悦☆・・・あ!3ちゃんねる岡口クンが出てルーーー!そんなライブドアIR日記な毎日でした!

お客:おぉぉぉぉぉ!!!なんだかお客さんがたくさん来そうな気配!

ウサ田:ちょ、ちょっとまったウサーーー!!

お客:な、なんですか一体!?

ウサ田:そ、そんなでっちあげを書いちゃだめウサ!

お客:なにィ~!?僕が超人気blogになりそうだからって、いきなり妨害工作ですか!

ウサ田:そ、そうじゃないウサ。そんな適当な文章を書いていると、最初こそ検索エンジン経由で人はたくさん来るけど、見た人がみんな「なんだこりゃ?」と思って、去って行ってしまうウサ。そして二度と来ないウサ!

お客:な、なにーーー!?ばかな・・・そんな・・・バカなっ!

ウサ田:お客さんだって、自分で検索している時に、そんなページ見たら「オイオイ、なんじゃこりゃ」って思って、すぐに閉じちゃうんじゃないウサ?

お客:た、確かに・・・・

ウサ田:それは他の人たちも一緒ウサ。検索エンジンで調べるって事は、「いろんな意見・詳しい情報を知りたい」って事なんだウサ。安易に単語を羅列しただけの文章だったら、ガッカリするし、そんな事ばっかりやってたら、お客さんにそのうちそっぽを向かれてしまうウサ。

お客:う、うーーーむ・・・そういえばそうなのかも・・・

ウサ田:未来検索の注目キーワードは、あくまでも「今、みんなはどんな事にセンサーを向けているのだろう」という事を知るために使うんだウサ。そして、自分の書きたい内容と、センサーの内容が一致したのなら、すぐに書く事が大事。なんてったって、情報には旬があるんだウサ。旬を逃さないためのツールが「未来検索」なんだウサ!

お客:な、なるほど・・・わかりました!旬を大事にした記事かっ!よーし、いけそうだ!

ウサ田:もちろん、この「ウサ田のつぶやきが辞書になる」のような独自路線も方法論としては間違ってないウサ。でも、アクセス数のアップには、やっぱり旬を意識した内容も大事ウサ。

お客:よーーし!『あいたんハァハァ』っと・・・・

ウサ田:って、全然話聞いてないウサ!!

お客:ふっ、このハァハァって気持ちも大事な意見なんですよ!・・・んで、あいたんって誰ですか?

ウサ田:知らないのにハァハァなんて書いてたの!?
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by uzada | 2004-06-08 00:17 | ネット・IT
ペルソナ・コミュニケーション(5)
前回:ペルソナ・コミュニケーション4

あらすじ:インターネットコミュニティでは、実名・匿名の差はコミュニティの生産性を決定付ける要因ではない。また、結論を出す事を目的とした議論にも困難が伴う。それどころか、コミュニティの平和的運営のためには、一定の自由を差し出す事で「リヴァイアサン」と呼ばれる統治機構を構築する必要性もある。

だが、ペルソナコミュニケーションはまた、人と人との縁の存在を強く感じさせてくれる場でもある。ちょっとした類似性・日々重ねられる近接性・そして利他的な援助。これらが時に電子を媒介にした恋愛も、友情も、可能にしている。

そんなインターネットで行われているもうひとつの事象とは・・・


------------------

ウサ田:最近、「電車男」と呼ばれる2chのログがとっても流行っているらしいウサね。

お客:なんですか?ソレ?

ウサ田:実はまだちゃんと読んでいないんだけど、梅田さんのblogを参考にすると「悪漢に襲われている女性を助けた事で始まる恋物語」を地でいったものらしいウサ。

お客:そ、そんなん実際にあるんですか!?

ウサ田:さぁ・・・もしかしたら壮大なフィクションだったのかもしれないし、実話だったのかもしれないし・・・

お客:ううーむ・・・悪漢に襲われて、ですか・・・・ある意味男の夢ですよね!「そうはさせないぞ、ショッカー!(野太い声で)」みたいな。

ウサ田:他にも「先生と妹」って話が、同じように2chで現在進行中らしいウサ。

お客:先生といもおとォ!?いもおとですか!?・・・・ど、どんな話ですか!?

ウサ田:これも読んでいないんだけど(二つとも長くて、まとまった時間がないと読めない分量なのです)えーーーと・・・男性と妹の恋愛という、18歳以上の良識ある男性向けの話らしいウサ。

お客:うっひょーーーー!!萌え萌えェーっ!!

ウサ田:・・・「萌え萌え~」なんて実際に言ってる人初めて見たウサ・・・・・・・

お客:いやぁ、ホントの話でしょうか!?ホントにこんな事があるんでしょうか!?

ウサ田:さ、さぁ・・・・でも、今回のテーマは、まさにこういった「インターネットコミュニティで展開されるドラマについて」なんだウサ。

お客:おおぉう!!

ウサ田:「電車男」も「先生と妹」も読んでいないから扱う事ができないので、ちょっと古いんだけど、「the front line」という話を扱おうと思うウサ。

◎the front line
 2001年ごろから、2002年の5月にかけて、『the front line』と呼ばれるホームページが運営されていた。

 そのホームページの管理人は急逝骨髄性白血病を患っている22歳の女性で、日記では日々の闘病生活について綴られており、BBSには、その日記を読んで勇気付けられた人たちが大勢参加した。

 日記の内容は非常にドラマチックで、ストーカーに付きまとわれたり、車に轢かれそうになった子供を助けたために、足に大怪我を負ってしまったり、長い間離れて暮らしていた母親と再会したり、そしてその母親に会うなり金の無心を頼まれたりといった内容が綴られていた。

 しかし、2002年の5月22日、彼女は突然死去した。

 BBSには、彼女の死を悼む書き込みが何十件もされ、彼女の死を認めず、ずっと彼女からの「生きてます。」という返信を待って書き込みをする人もいた。
 その後、このホームページは閉鎖されたが、日記や書き込みのログ(記録)は数人の有志によって集められ、『The front line 補完サイト』として残されている。

 この一連の出来事を、もしかしたら誰かが一年かけて仕組んだ壮大なドラマだったのではないか?と考える人は多い。不審な点は多くあった。彼女の入院している病院とされた鎌倉市内の総合病院には日記に登場するNICUがないといった事。死去の直後、今まで頻繁に書き込みをしていた彼女の主治医と名乗るOSHIDA氏も突然書き込みを止めてしまった事。そして、あまりにも日記の内容が壮絶すぎる事。これらの事から、コミュニティに参加し、彼女の死を悼んだ人々は、もしかしたら一年間以上ずっと騙されつづけてきたのではないか?と考えたのである。

 2ちゃんねるを中心に、今でもこの論争は続いている。

 アメリカでも同様の事件が起きている。
 1982年、精神科医のサンフォード・レヴィン氏が、コンピュサーブというインターネットコミュニティにて、ジュリーという身体に重度の障害を持つ女性を演じた。
 彼は、ジュリーとして、多くの女性の悩みを聞き、励まし、コミュニティ内で相互援助を進めた。その結果、ジュリーはコミュニティの中心人物となった。
 そして、ジュリーは若い警官と私的な結婚をする事となった。ここでレヴィン氏は大いに困り、結局自分も精神科医としてジュリーのコミュニティに参加するとともに、ジュリーを急死させてしまった。

 しかし、ジュリーの葬儀を行いたいと願った人たちにより、彼女が亡くなったとされている病院は暴かれ、ジュリーという人物が亡くなった事実などない事が判明した。それにより、コミュニティの参加者達は今まで存在していた自分たちの大事な存在が、電子ネットワークが作り出した架空の存在だと初めて気づいたのである。

 もしも『The front line』がジュリーのような架空の物語だったとしたら、なぜそのような事をしたのか、物語の作者の真意は測りかねる。
 しかし、これらの事件は、インターネットというペルソナだらけで、無責任になりがちで、得体の知れない世界の中でも、人は時に愛情に満ち溢れた行動を示すという事を示している。

 ジュリーの事件も、The front lineの事件も、それがフィクションかもしれないとわかったとしても、参加者達はいずれも自分たちの今までの気持ちは決してウソじゃなかった、学んだ事や感じたものは偽りではなかったと考えている。
 このような体験は、普段生きている時にはそうそうできる事のない、かけがえのない経験であり、自分たちを確かに成長させてくれたものだと考えている。

お客:うむむ・・・・・・

ウサ田:これはまぁ、「電車男」の恋の話や、「先生と妹」の危険な恋の話と違って、もっとこう、暗くて、辛い話なんだけども・・・

お客:うーむ・・・どうなんでしょうね、ホントなんでしょうか?ウソなんでしょうか?

ウサ田:まぁ、そういった事を探りたくなるのは人情だけど・・・でも、もっと大きな意味がここには隠れているウサ。

◎歴史上かつてない、体験ベースの共有

ウサ田:アイザック・ニュートンは手紙の中で、「自分が万有引力を発見できたのは、ひとえに巨人の肩に乗っていたからである」と書いているウサ。わかるウサ?この言葉の意味が。

お客:たぶん、ニュートンは、鉄人28号の操縦をしている最中に転落して、んでもって万有引力を思いついた・・・

ウサ田:ンなわけないウサ!

お客:「焼きはらえ!・・・貴様それでも万有引力の発見者か!」って感じで迫り来る王蟲の群れを・・・

ウサ田:ク、クシャナ殿下!?

お客:・・・・ううーん。わ、わかりませーん。教せぇて下さいませ。

ウサ田:ニュートンは、万有引力が発見できたのは、それまでの長い間、人類が知恵を重ねてきて、自分はそれらの結晶を本や口伝で得たことの結果なんだ、って言ってるんだウサ。・・・つまり、人の知恵や知識っていうのは、過去の何千年・何兆人の努力や経験によって成り立っているんだウサ。

お客:は、はぁ。

ウサ田:そういう、過去の経験ベースの上澄(うわずみ)を、われわれは学校や書物で学ぶことで、昔の人々よりもちょびっとだけ賢く、物事を良く見えるようになったウサ。・・・あたかも、祖先の知恵や経験で作られた巨人の肩に乗っているから、我々は遠くを見渡せる、より上を目指せるようになった・・・ニュートンはこう言っているんだウサ。

お客:ふ、ふーむ。なんていうか、「過去のみんなァ!オラに知恵をわけてくれェ~~!!!」みたいな感じですね。

ウサ田:そうウサね。日本史やら世界史を学ぶ理由はその最たるものだし、数学だって元々あったわけじゃなくて、誰かが発明・発見したものを教わっているだけウサ。三平方の定理を1から思いつくのは中学生レベルじゃムリだけど、教わって理解するのならできるウサね。

お客:なるほど、今回のテーマは「教科書を見直そう」みたいな感じですか?!・・・・・・エーヤダナー。

ウサ田:そーじゃなくって。・・・「the front line」も、「電車男」も「先生と妹」も、みんな、インターネットなくしては出会えなかった「誰かの経験」なんだウサ。普通の人は本を書いてパブリッシュする事はできない。だから、インターネットという手段で多くの人たちと経験を共有できたって事は、かつてない事だウサ。

お客:・・・まぁ、「先生と妹」はエロ本でありそうなネタですが・・・

ウサ田:エロ本の話を間に受ける人はいないウサ(いたら御免なさい)。でも、自分たちが書き込む身近な掲示板に、どこかの誰かが書き込んだ話・・・きっとどこかで信じてしまうし、感情移入するし、そしてより多くを実感と共に学ぶウサ。

お客:・・・・うーむ・・・そうですね。確かに、本で読むよりもずっと、「身近な話」に聞こえますね。

ウサ田:インターネットコミュニティは、単なる仮想空間でのしゃべり場だけでなく、本来なら出会えなかった人生と出会える点で、とても有意義なものだと思うウサ。ちょうど、大航海時代には冒険家しか見る事のできなかった異国の風景を、今では飛行機に乗って行けば見られるようになったように、かつては1000年生きなければ見聞きする事のできなかった多くの人生に、今ではクリックひとつで触れる事ができるようになった。それぐらい大きな変化だと思うウサ。

お客:ナルホド・・・

ウサ田:まぁ、長くなってしまったけど、インターネットの醍醐味は、「誰もが等しく、世界中にパブリッシュ(公開)できる能力を歴史上初めて持てた事」だと思うウサ。

お客:ウサ田さんは事ある毎にソレいいますねぇ

ウサ田:だってそう思うんだもん。・・・んでもって、パブリッシュ能力の獲得の最大の成果が、たくさんの、顔も知らない・ドコに住んでいるかも・何をしているかもわからない人たちの話を聞くことができる事だと思うウサ。

お客:うーーむ。そうか。そうか。ヨシ!わかりました!さっそく「先生と妹」を読みに行ってきます!

ウサ田:え?

お客:ではさらば!ウヒョーッヒョッヒョッヒョッヒョ・・・・・・・・

ウサ田:オーイ・・・・・・ま、まぁ、「先生と妹」だって、もしかしたら、身分差のある恋愛をしている人たちにとっては、励ましの内容になるかもしれないし・・・でもなぁ・・・・・一歩間違ったら犯罪ウサ?・・・・・・・まぁ、僕は電車男読もうかなウサ?

お客:あーー!!そういやパソコン壊れたんだった!!しくしくしく・・・・

ウサ田:あらあら・・・でも、安心するウサ。インターネットの良い点の一つは、情報は淘汰されつつも、保存される点だウサ。「the front line」にいくつかの補完サイトがあるように、「先生と妹」もきっと誰かが守っていくと思うウサ。

お客:ってかウサ田さんが僕のパソコン壊したんじゃないですかァァァァ!!!

ウサ田:おほほ。あー僕のパソコンは今日も絶好調だウサ!ネットは広大だわ!


 「ペルソナ・コミュニケーション」シリーズはこれにて一旦終了です。
ご感想・ご意見などをお待ちしております。

過去ログ:「ペルソナ・コミュニケーション」()()()(3+)(


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by uzada | 2004-06-04 01:32 | ネット・IT
性能倍々ゲーム・・・ ムーアの法則
ウサ田:さてと、パソコンの価格でも調べようかなぁ・・・っと。「価格.com」を開いて、っと。

お客:何見てるんですか?

ウサ田:パソコンの市場価格を調べているんだウサ。

お客:フッフフ、僕のこのpentium4 1GHzのパソコンは、まだまだお高いでしょうて・・・なんてったって1ギガですからね。ギガ!

ウサ田:・・・・。

お客:ふふ、どれどれ、1ギガのお高い様子でも見るかなぁ、っと。

ウサ田:み、見るなーー!あんま見るなー!!!

お客:・・・!!・・・ば、馬鹿な・・・

ウサ田:・・・あぁっ!激しいショックを受けているウサ!

お客:最近のパソコンは化け物か!なんて安さだ!っていうかすでにノートパソコンにも2ギガ以上が載ってるし!!

ウサ田:・・・。そ、そうウサね。

お客:うぅうわぁぁぁ!!僕のパソコンが急にヘボく見えてきた!このっ!このっ!このポンコツ野朗~!!しくしく・・・・・・

ウサ田:その気持ちはよくわかるウサ。かつて清水の舞台から飛び降りる気持ちでエイヤ!っと買った高性能PCが、すでに叩き売り・・・・それどころか低スペックすぎて売っていないこの状況・・・・・・誰もが涙を禁じえないウサ。

お客:誰が悪いんですか・・・どうしてこんな目にッ!!ゲイツか!ゲイツの力なのかこれが!!

ウサ田:そうじゃないウサ・・・これは、いわゆる「ムーアの法則」なんだウサ。

◎ムーアの法則

お客:ム、ムーアがやったんですか!

ウサ田:違うんだウサ。1965年、米Intel社の設立者の一人ゴードン・ムーアが『半導体チップの集積度は、およそ18ヶ月で2倍になる』という経験則を発表したウサ。これが拡大解釈され、『パソコン(CPU)の性能は、およそ18ヶ月でおよそ2倍になる』という法則になったんだウサ。

お客:な、なんだってーーーー!!!一年半で2倍!?

ウサ田:『一年半で性能が2倍』、これはつまり、『一年半で今までのパソコンが半分の価値に陳腐化する』という意味でもあるウサ。

お客:うわーーーーーん。言わないで言わないで!わかってても言わないで!

◎ムーアの法則が崩れる時

ウサ田:でも、最近はムーアの法則が崩壊するのではないか、というレポートが報告されているウサ。

お客:ってことは、性能が上がらない「壁」にぶちあたっているって事ですか?

ウサ田:そうウサ。米Intel社2003年末のレポートによると、2018年度を境目に、チップの性能集積化(ようするにパワーアップ)の物理的限界に到達するそうだウサ。そうなると、今までのような高スピードでの性能上昇が望めなくなるそうだウサ。

お客:おぉぉう・・・

ウサ田:それだけでなく、今年末にもムーアの法則の一つの「壁」が生じるだろう、とドイツ証券は警告しているウサ。

お客:ど、どういう事ですか!?

ウサ田:2004年末あたり、PCの性能上昇に一定の歯止めがかかり、その結果PC買い替えサイクルが長期化する、との予測なんだウサ。その結果、ハイテク関連株は大幅に下方調整を余儀なくされると、ドイツ証券は予測しているウサ。曰く「インテルショック(PCショック)」!

お客:おぉっ!・・・ふっふふ、その結果、僕の1ギガちゃんが少しは見直されるわけですね。

ウサ田:それはないウサ。

お客:うぅっ。

◎「ムーアの法則」の壁を突き破るナノ技術

ウサ田:Intel社のレポートの一方、同じIntel社の上席副社長のSunlin Chou氏は、ナノテクノロジーの活用で、これまでと同様、2010年以降も、ムーアの法則のペースで性能上昇が可能だと講演しているウサ。

お客:ナノテクですか?何のテク?

ウサ田:・・・。ナノだから、ようするに細かいんだウサ。ナノ=10のマイナス9乗ミリのレベルで、今まではミリからマイクロへ、というトップダウンでダウンサイジング化していたのを、今度は分子レベルを出発点にして、元々小さいサイズから作りこむ技術だウサ。

お客:はい!全くわかりません!

ウサ田:僕にもわかりませんウサ!

お客:なんだそりゃ。

ウサ田:専門外なのです。思いっきり。まぁ、アレウサ。SFって感じなんじゃないウサ?

お客:うーむ・・・ミクロ決死隊的なイメージでいいのかなぁ・・・

ウサ田:たぶんそんな感じかと。まぁ、お客さんのパソコンの性能も、十分ミクロ決死隊って感じだウサ。

お客:ううっ。
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by uzada | 2004-05-29 14:01 | ネット・IT
bloggerはマーケティングの要所!?
前回:blogを一生無料で使うためには

あらすじ:blogサービスはいずれ有料化されるであろう。その際に、安易に課金制度を適用するのではなく、blog利用者へのアンケートシステムの構築による収益確保を可能にする事で、実質無料化すれば、競合他社が有料化を進める中で大きな競争力を持ちうる。
また、blogとアンケートシステムによるマーケティングツールの構築の組み合わせには、より強いマーケティング調査ツールになる可能性もある。
そして、blog利用者の大きなシェアを獲得する事は、ポータルサイト全体のブランド構築及び競争力にとっても、大きな貢献がある。
このような、blogを媒介にしたブランド認知の向上をbrand belongs to blogと呼ぶ。

-------------------
お客:はい、質問でぇす。

ウサ田:ハイ、なにかな~?

お客:あらすじ読んで思ったんですけど、どうしてblogとアンケートシステムによるマーケティングツール構築は相性がいいんですか?

ウサ田:なるほどなるほど、確かにblogって所詮は個人個人の独り言の集まりだもんね、既存の広告のような効果は期待できないって事ウサ?

お客:それもそうですけど、blogユーザーにアンケートを課す事が、企業側にとってどんなメリットがあるんですか?って事ですよ。そこらへんホラ、なんかないですか?

ウサ田:わかったウサ。というわけで、今回はbloggerとマーケティングについてお話するウサ。

◎採用者分布図とオピニオンリーダー

ウサ田:そういえば、『アップルシード』は見たウサ?

お客:えーーーーーーーーと・・・いやぁ、おもしろかったですよ、まさかリンゴ型の怪獣が出てくるなんて!

ウサ田:み、見てないのにめったな事言うんじゃないウサ!

お客:ば、バレました?実は見てないんですよ。

ウサ田:なるほど・・・

お客:周りで見た人が増えてきたら、見ようかなぁ、って思ってます。

ウサ田:そうウサか?んじゃ、お客さんは映画市場においては、レイトマジョリティなんだと思うウサ。

お客:え?なんですか?マジョスティック12?

ウサ田:レイトマジョリティ。製品・サービスの採用者を5分類した時の、後ろから二番目のグループなんだウサ。

お客:って事は、結構遅い方って事ですかね?

ウサ田:そうウサね。ちょっと図を見てみようウサ!
a0017407_234850.jpg

ウサ田;上の図のA~Eは、それぞれ以下のグループなんだウサ。
A:イノベーター(革新者)
B:オピニオンリーダー(初期採用者)
C:アーリーマジョリティ(前期大衆)
D:レイトマジョリティ(後期大衆)
E:ラガーズ(遅滞者)

お客:僕は、Dだったんですね。んで、それぞれどんな特徴があるんですか?

ウサ田:まずはAのイノベーター。このグループは、とりあえず新製品とくりゃ買ってみるべ!みたいなグループだウサ。企業側としては、新製品・新サービスとくりゃ何でもとびついてくれるので、ありがたいやら何やら・・・

お客:まぁ、商品・サービスのファンになってくれているわけじゃないですもんね。

ウサ田:そうなんだウサ。だから、マーケティング上では、特別重視した政策を取らない限り、あまり重要じゃないウサ。

お客:んで、Bは?

ウサ田:Bのオピニオンリーダーは、新しい製品・古い製品を自律的に比較検討して、取り入れてくれた層だウサ。その結果、良いものだとわかれば、ファンになり、周りに対してもそれを宣伝してくれるんだウサ。

お客:んじゃ、結構重要なんですね?

ウサ田:いやぁ、マーケティング上、オピニオンリーダーの信頼を得る事は最重要課題なんだウサ!・・・そして、bloggerの多数が、ここに所属するんじゃないか、って思うんだウサ!

お客:マジですか!?・・・とりあえず、その点について聞く前に、残り3グループをざっと説明してください!

ウサ田:アイサ!Cグループはアーリーマジョリティ。オピニオンリーダーの影響を受けるとすぐに選択行動に出るグループだウサ。わりとアンテナが敏感なグループウサね。Dのグループはレイトマジョリティって言うぐらいだから、周りの人々が動き出したら、自分も動けばいいや、ぐらいのアンテナなんだウサ。

お客:さっきの僕ですね。

ウサ田:別に、レイトマジョリティであるからといって悪いわけじゃないウサよ?ただ、マーケティング上、際立って重視すべきじゃないって事なんだウサ。Eのラガーズは遅滞者とも呼ばれ、基本的に「あたりまえ」になってから選ぶようなグループだウサ。

お客:例えば、今ごろ「時代はポケベルじゃなくってPHSだぜ!!」みたいな感じですか!?

ウサ田:それはかなり遅れているウサね・・・ってかポケベルはすでに新規は終わってるし。

◎オピニオンリーダーがblogを使うわけ

お客:んで、どうしてbloggerがオピニオンリーダーを多数含むんでしょう?

ウサ田:そうウサね。まず、オピニオンリーダーの性質・性格をとらえてみようウサ。読売ADレポートの「情報ハブ化する”オピニオンリーダー”」からの引用を呼んで欲しいウサ。
山本 従来型のオピニオンリーダー像は、情報感度が非常に高く、いろいろな所から情報を収集してきて、彼らが媒介となってフォロワー層に情報を伝えていくというものでした。今回の分析の結果から見えてきたのは、むしろまわりの人たちの情報を吸い上げている存在だということです。最近のリーダー層は、言わば、ある集団の中での情報ハブ的な存在であって、必ずしもさまざまなところから情報を積極的にとってきて、それを流布している存在ではないという傾向が見られるのです。

 もう少し具体的にいうと、自分が人に影響を及ぼす度合いと人から影響を及ぼされる度合いに、強い相関が出て来ている。人に影響を及ぼすけれども人からは影響されないというのが、従来の典型的なオピニオンリーダーです。今回浮かび上がってきたのは、そうではなくて、人に影響を及ぼすけれども、まわりの人たちのトレンドもいつもウオッチしている傾向がものすごく強いリーダー層の存在です。
ウサ田:発言者の山本氏は、電通総研の産業・経済部長ですウサ。

お客:オピニオンリーダーが情報ハブ化しているんですね!!・・・はっ!そうか・・・あたかもハブのように食欲旺盛かつ、強力な咀嚼能力を持ち、その毒牙で情報をすいとる・・・インターネットに巣食うマングースイーター!!になりつつあるんですね!!

ウサ田:な、ナンダッテーーーー・・・じゃなくって、そのハブじゃなくて、HUBだウサ。連結器って事だウサ。

お客:ええっ・・・それってやっぱり、この前の『ネゲット』と関係あるって事ですか!?blogを媒介にした連結の促進!?

ウサ田:オイオイ・・・。まぁ、それは置いておいて、blogは、このような情報ハブ化しつつあるオピニオンリーダーにとって、最適なツールであるんだウサ。

お客:ははぁ・・・わかりましたよ。

ウサ田:んじゃ代わりに説明してみてくださいウサ!

お客:ヘイ。・・・blogってのは、日記と違って、他のサイトからの引用やリンクを積極的に行い、独自の情報編集作業を行うのが本来の使い方なんですよね。いわば、一億総ニュースサイト化!みたいな。そして、そうやって個人的に集めてきた情報に対して、それを見た人がまた、コメントやトラックバックを行い、情報が連結されていく・・・・いわば、blogは情報のハブ化・・・って、さっきのオピニオンリーダーの説明と一緒だ!?

ウサ田:ご明察だウサ!blogの情報編集と公開というツールとしての性質は、オピニオンリーダーの役割を十分に満たすものなんだウサ。だから、blogを始めた人々・・・つまり、blogの持つ機能を使おうとした人々・・・はそれぞれの得意分野におけるオピニオンリーダーである可能性が極めて強いんだウサ。

お客:ううーん・・・んじゃ、僕もblog始めたから、一種オピニオンリーダーなんですね!?

ウサ田:そうウサね。・・・・・・キット・・・・ひょっとすると・・・・・・・

お客:ちょ、ちょっと!口篭もらないで下さいよ!

ウサ田:いやぁ、あ、うーん。あぁ、よくblogでガンダムについて語っているようだし、「ガンバムバーに行きました」とか書いているから、ガンダム関係のオピニオンリーダーなんじゃないウサ?

お客:僕が一番、ガンダムをうまく使えるんだァァァァ!!!

◎先進事例

ウサ田:というわけで、blogがオピニオンリーダーを多く含みうるって事がわかったウサね。オピニオンリーダーを多く含むって事は、blogにアンケートシステムを組み込む事は、オピニオンリーダーへのアンケートが可能になるって事だウサ。それはつまり、より有効性の高いマーケティング調査が可能になるって事なんだウサ。

お客:ナルホドナルホド・・・だから、企業側にとっても、blogとアンケートシステムの組み合わせには旨みがあるんですね。

ウサ田:そうウサね。といっても、blogのユーザーがそれぞれどんな分野・市場でのオピニオンリーダーなのか、という調査は不可欠ウサね。

お客:そうですねぇ。僕に『アップルシード』をどう思いますか?なんてアンケートが来ても、「大怪獣リンゴ男がカッコよかったです」としか答えられませんもんね。

ウサ田:bloggerがオピニオンリーダーとして活躍し、各界に影響を与えている事は、すでにかなり周知されているウサ。例えば、元アップルコンピューターのChris Gulker氏の "Gulker.com" やmozillaの開発者であるDavid Hyatt氏の "Surfin’Safari"などは、アメリカでは有名で、かなり影響力あるblogなんだウサ。

お客:はぁ、よくわかりませんが。

ウサ田:日本だったら、、Nifty の古河氏livedoor の堀江氏Excite の山村氏といった企業家や、CNETの梅田望夫氏のblog2ちゃんねるのひろゆき氏や、ゴーログの木村剛氏が有名ウサね。他にも一時期インクスの社長がblogを使ってたりしたのが結構有名だったウサね。鬼の長文コメントが有名だったウサ。

お客:なるほどなるほど。有名どころですねぇ

ウサ田:ホラ、最近じゃ、同じexcite blogでやってる、イエローキャブの「野田社長の巨乳ビジネス概論」とか。

お客:いいですなァ!

ウサ田:まぁ、有名どころを挙げなくても、パソコンの周辺機器やソフトについて、毎日「これは便利だよ」「これは良かった」って述べているblogはたくさんあるウサ。同じように、化粧品や本、美容用品やダイエット用品についてや、株式運用についても、多いウサね。そこらへんは、「人気blogランキング」を見れば察しがつくとおもうウサ!

お客:うーむ。確かに、すでにかなりblogが情報ハブ化してきてますね。

ウサ田:アメリカでは、Blogging Survey Results で、「会社や組織から製品についてウェブログに書くよう依頼されたことがあるか」という質問に、 90.7%は「ない」と答えた反面、9.3%、約57人が「ある」と答えていたそうウサ。すでに、オピニオンリーダーとして認識し、試供品やカタログを送る企業も存在しているって事ウサね。

お客:うーむうーむ。僕ら、何も考えずにただ「情報発信したいな」って思っただけなんですけど、意外にも重要な役割「オピニオンリーダー」になっているんですね。

ウサ田:前出の電通総研のレポにもあったけど、オピニオンリーダーとそれ以外のフォロアーの差は確実に狭まっているウサ。まぁ、あまり肩肘はらずに、自分の正しい・キレイ・キモチイイと思うような情報を集め、意見交換していけば、それはきっと有意義な情報ハブになっていくと思うウサ。

お客:いやぁ、きれいにまとめましたね。

ウサ田:ちょっと今回はカタ目の話で申し訳なかったウサ!

※今回の記事は如何でしたか?web拍手やコメント・トラックバックでの感想や意見を心よりお待ちしております。
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by uzada | 2004-05-27 23:49 | ネット・IT
ペルソナ・コミュニケーション(4)
前回:ペルソナ・コミュニケーション3

あらすじ:インターネットコミュニティでは、実名・匿名の差はコミュニティの生産性を決定付ける要因ではない。また、結論を出す事を目的とした議論にも困難が伴う。たとえ議論でないにしろ、コミュニティの平和を維持するために、メンバーそれぞれが等しく自由を差し出し、リヴァイアサンを召喚しなくてはならない。リヴァイアサンとは、一定の自由を代償としてコミュニティを陰から統治する仕組みの事を指す。

これほどマイナス面の多いインターネットコミュニティに大切な価値があるとしたら、それは何だろうか?
-------------------------------

ウサ田:『ネゲット』っていう言葉を知っているウサ?

お客:なんでしょ?ソレ。

ウサ:なんか、サイトの管理人が異性の常連さんと付き合う事を『ネゲット』というらしいウサ。『ネットで恋人ゲット』って事なんだと思うウサ。

お客:えーーーーーーーーーーーー!!!!!ウサ田さん!ネゲットしたんですか!?僕に何の断りもなく!何の相談もなく!

ウサ田:し、してないウサ。でも、そういう話もたまに聞くウサ。

お客:まさに神秘!電子の海に放たれた一筋の愛の光!付き合うのか!?付き合うのか!?付き合った~!!ガップリと組み合って!二人は今、ネットという電子の荒波を掻き分けるハネムーンの旅へ!これが本当のユーガッタメール!実況は私、古館●知郎がお送りしました!!

ウサ田:・・・・・・・・・人の話ききなさい。

お客:ハイ・・・・・。にしても、どうして顔も知らない人たちで恋愛沙汰になれるんでしょうね。「あなたの入力した文字、ステキね」「君のマウスさばきもカワイイよ」みたいな感じなんでしょうか?

ウサ田:当らずとも遠からずウサ。んじゃ、ネット上で共感が加速する仕組みについて、扱ってみようウサ。

◎類似性

ウサ田:例えば、僕がある漫画家のファンサイトに書き込みするとするウサ。んで、一人の女性もそこに書き込みしているとする。

お客:ふむふむ

ウサ田:二人の間には、どんな関係があるウサ?

お客:・・・・・・運命の赤い糸。

ウサ田:え~?!

お客:そんな事はないか。・・・まぁ、無関係だと思いますよ。

ウサ田:でも、実は1点において強い関わりがあるんだウサ。「その漫画家のファンである」という共通項だウサ。

お客:ん?・・・まぁ、そうですね。

ウサ田:人は、自分と共通項の多い人に興味や愛着を感じるウサ。特に、めったに他人と共通しない部分が共通しちゃうと、ビビっときちゃうんだウサ。

お客:っていうと・・・?

ウサ田:「えーー!!あなたも◎◎先生(漫画家)の初期のどうしようもなく下らなすぎる漫画がスキなんですかーー!!意外!!うわー、私以外ではじめてですよー!そんな人!なんか運命感じちゃいますね☆

お客:運命キターーーーーーーーーッ!!

ウサ田:まぁ、あからさまにわかりやすい例を出したけど、インターネットってのは本来、無数に存在するサイトの中から、いろいろな条件が一致する事ではじめて出会えるものだウサ。趣味が同じだったり、使っているソフトやハードがいっしょだったり、そういった細かな「共通項」が、人間関係の距離を縮めるために、ちょっと役に立つんだウサ。

◎近接性

ウサ田:お客さんは、電車通学だったウサ?

お客:えぇ、中央線使って通学してました。

ウサ田:んじゃ、いっつも同じ電車の同じ車両で鉢合わせる人、とかいなかったウサ?

お客:うーん・・・・・・あ!いました!おばあちゃんだったんですけどね、いつも高円寺で降りるんですが、だいたい毎朝同じ電車でしたよ!なんか、親近感沸いちゃうんですよね。お互い会釈したりとか。

ウサ田:そうウサね、そういうのってあるウサね。こういった、多頻度で接触する事で高まる親近感の事を、近接性と言うウサ。

お客:つまり、僕はおばあちゃんと近接性が高まってたんですね。あ~ぁ、もしも毎朝モーニング娘と同じ電車に乗っていたらなぁ~・・・

ウサ田:まぁ、妄想に留めておきなさいウサ。こういった近接性は、インターネットコミュニティでも同じウサ。チャットやBBSで何度も言葉を交わすと、それだけでなんだか親しくなり、相手に対して興味と愛着を感じるようになるんだウサ。

お客:ほぅほぅ

ウサ田:「あ~~~(^0^)また、お会いしましたね~!お互い、この◎◎先生のHPじゃ、もう常連さんですよね!なんだかずっと前から知り合ってるような・・・・(〃▽〃)キャー♪

お客:黄色い悲鳴キターーーーーーーッ!!!!

◎利他的援助

ウサ田:インターネットには、数多くの「ボランティア」が存在するウサ。例えば、大規模掲示板には、常駐している常連さんがいて、初心者の質問に快く答えたり、ちょっと厳しく正してあげたり。無料でソフトを公開したり、海外の情報を翻訳してあげたり。

お客:そうですねぇ。道で「すいませーん、ちょっと教えてくれませんかー」って大声で叫んでも、誰も助けてくれませんが、BBSで問い掛けたら、なんだかんだですぐ応対してくれる人がいますもんね。

ウサ田:前に「ペルソナ・コミュニケーション」でやったけど、インターネットコミュニティでは、基本的に現実世界の外見が影響しないウサ。だから、人が自分を重要な存在としてアピールするためには、みんなに好意的に捉えられる様に振舞ったり、発言するしかないウサね。そういった事が影響して、人はわりと利他的に振舞うんだウサ。

お客:「ペルソナ・コミュニケーション2」のアンケートでも、BBSに書き込みする動機の3位が「自分の知識や考えを誰かのために役立てたい」ってヤツでしたもんね。

ウサ田:そうなんだウサ。そして、人は援助を受けた時、感謝すると共に愛情と尊敬を感じるウサ。

お客:おぉう!!

ウサ田:「この前、助けてくれてありがとうございました!もう、パソコンがヘンテコになっちゃって、自分じゃどうしようもなくて、書き込みしてしまったんですーTдTえぐえぐ。でも、助けてもらったおかげで、今じゃ完璧に動くようになりましたー!おやさしいんですね☆今度、個人的にメールしても構いませんか?(キャッ言っちゃった(〃▽〃))

お客:個人的にメールキタァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!

ウサ田:まぁ、往々にして、メールしてみたら、年端も行かぬ小学生の女の子でした、とかね。ありがちウサ。

お客:・・・・いきなり現実に呼び戻さないで下さいよ。

ウサ田:まぁ、援助が促進される環境じゃ、同様に援助を受けた事によって愛情や尊敬を抱く人が増える環境になるって事なんだウサ。

お客:なるほどなるほど。類似性・近接性・利他的援助、この3つがそろうので、インターネットコミュニティじゃ、結構仲良くなれちゃうんですね。

ウサ田:そうなんだウサ!まぁ、ちょっと片寄った内容になってしまったけど、議論の困難性とは対照的に、人間関係の増進には実は結構都合のいい性質があるんだウサ。もちろん、お互いペルソナの陰からのコミュニケーションなんだけどウサ。

お客:うーむ。まぁ、異性関係はもとより、数多くの人と仲良くなり、たくさんの話を聞ける事、たくさんの人と触れ合える事は、とっても有意義な事ですよね。

ウサ田:そうウサ。さて、次回はこのインターネットにおける共感の加速から一歩進んで、インターネットが生み出す新しい社会の可能性について考えてみるウサ!

お客:まだまだ続くのかっ!?
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by uzada | 2004-05-25 01:19 | ネット・IT