自分の盲点に気づけます? スーパービジョン
お客:こんなお手紙が来ていますウサ。

はじめまして。私は今年の春から中学校で英語教師をしています。副担任として、2年生を受け持つ一方で、英語の授業も行っています。しかし、自分は果たしてちゃんと授業ができているのか、よくわかりません。先輩の教師は、自分の仕事に忙しく、自分の日報に目を通すのですが、それだけです。自分はどのように授業を進めていけばいいのか・・・
(後略)
ウサ田:なるほどウサ。うーむ。確かに数年前まではただの女生徒だったわけだから、そこから教師になってすぐに自信溢れる授業ができるか・・・ってのは、結構難しいウサね。正直な話。

お客:女生徒から女教師へ・・・・・・・

ウサ田:・・・。でも、中学生だウサ。「高校教師」とかじゃないウサ。

お客:いやいや、中学生といえば、性の目覚め・・・先生!僕も目覚めそうです!!

ウサ田:うーん、いつもこのパターンウサね。流そうウサ。さて、この相談をしてくれた先生は、先生として教える内容に関しては、ちゃんとマスターしているウサね。そして研修等で、教え方などのスキルについても、ちゃんと一通り教わっているハズウサ。

お客:ふむふむ。んじゃ、ちゃんと満足な授業ができてもよさそうですな・・・・も、もしかして・・・・・・・ダメ教師?!ダメ女教師!?

ウサ田:そんな事はないと思うけど・・・

お客:だ、堕落女教師ですか!?あぁっ・・・・先生、そんな・・・・ダメですよ・・・・

ウサ田:くどいっ!

 ぐさっ

お客:イタイイタイ!!目がイタイ!

ウサ田:下ネタ・Hネタには鉄拳制裁も以下略!!!

お客:ううっ・・・・ついに略されてしまった・・・・

ウサ田:こういう場合は、類似の職業を参考にして考えてみると良いウサね。

◎スーパーヴィジョンとは?

お客:類似っていうと・・・高校教師とか、大学の教授とかですかね?

ウサ田:うーん。それもいいけど、それじゃ似すぎてて解決策が見つかりにくいウサね。個人的には、ソーシャルワーカーやカウンセラー、コンサルタント等が類似点があると思うウサね。

お客:ほぅほぅ、それはどんな点がですか?

ウサ田:対等じゃない関係(どちらかというと割と上位)で、アドバイスやトレーニングをするって点ウサね。カウンセラーは基本的には対等な関係で・・・となっているけど、実際はやっぱりある程度の権威化はされているわけだし。んで、彼らに共通しているものが「スーパービジョン」という制度ウサ。

お客:スーパービジョン!?

ウサ田:お客さんは、「スーパーバイザー」って言葉を聞いた事あるウサ?

お客:あぁ、あります。TVショッピングで売ってました。どんな紫外線もシャットアウト!今なら2つセットに、ステキな柄の小銭入れとやかんをセット!うわぁ、これならいつでもお湯を沸かせますね。それだけじゃないんです、なんと、工夫次第ではやかんでカップラーメンも作れちゃうんですよ!うわぁ~オトクですね!!

ウサ田:うーん。全然違うウサね。スーパービジョンって言うのは、同業者がスーパーバイザーとなって、本人のスキルの使い方や傾向について、気づかせる事で、より対応力のあるコンサルティング(カウンセリング)を行えるよう、指導する方法の事なんだウサ。
お客:ほぅほぅ。

ウサ田:教師業もそうだけども、基本的に一人っきりで授業やカウンセリングを行う職業の人の場合、知らず知らずのうちに、使っているスキルにバイアスが掛かってしまい、どうしても一定の傾向に片寄ってしまったりいまいがちウサね。それを自分自身で気づく事ができれば、大きな成長のチャンスなんだけど、なかなか難しいウサ。だから、同業者の第三者の視点を借りる事で、自分じゃ気づかなかった点について、気づきを得るんだウサ。

お客:なるほどなるほど。「ちょっと、あなたの『ページ・シックスティーナイン(page 69)』の発音、やたらエロいわよ!!そんなんじゃクラスの男子が色めき立つでしょう!!」みたいな、感じですかね。

ウサ田:まぁ、69の発音がエロいかどうかは別として、そうウサね。

お客:でも、そのためには、先輩教師とかがその場にいて、観察とかしてないとダメなわけですよね。だって、報告書とかでの報告はすでにやっているわけだし、そこには「気づいていない点」について書けないわけだし。

ウサ田:そうウサね。だから、本当は現場にいればいいんだけど、よく使う手法としては、ビデオやテープレコーダーでの記録ウサね。ビデオやテープの内容を後で見てもらったり、聞いてもらったりする事で、スーパービジョンの素材としてもらうんだウサ。

お客:おおっ!!!・・・・そしてそのビデオは流出すると・・・

ウサ田:しません!!

お客:チッ・・・・

ウサ田:・・・。まぁ、お手紙の方は、自分のロールモデル(尊敬する役回りの人)の方や、直属の上司や先輩にお願いして、自分の教えている様をビデオやテープで見てもらう事が一番大事ウサね。・・・もしも見てもらえないようだったら、見てもらえる人に見てもらえばいいウサ。経験者はきっと、かく語りき・・・って感じで、気づいた点を率直に教えてくれるウサね。

お客:「君は、ディクショナリー(Dictionary)の発音も濡れてるねぇ・・・」とかですね!

◎スーパービジョンの方法

ウサ田:もしも、自分が同様のスーパービジョンを頼まれた場合についても扱うウサね。スーパービジョンは、できれば先輩などの経験豊かな人にしてもらえればいいんだけど、場合によっては同僚同士で行う事も大事ウサ。そういう時の指針を、ちょっと扱うウサ。

お客:そうですなぁ。

ウサ田:まず、前提としてあるのは「人格的な面や詳細についてツッコみすぎない」という事ウサね。例えば、細かい質問を繰り返す点を指摘しつつ「君はアレかね。何でも細かい性格なのかね。」とか言うのはダメって事ウサ。

お客:・・・・でも、それって上司とかがよく言います・・・

ウサ田:本来的にはダメウサね。人間性や人格の否定につながり、最終的にはやる気がダウンしてしまい、パフォーマンスが下がって、自分の首を締める事になるウサ。つぎの点は、「あくまでもIメッセージで指摘する」という点ウサ。

お客:Iメッセージっていうと・・・・「私は×××だと感じたよ」とかでしたっけ?

ウサ田:そうウサね。詳しくは「IメッセージとYOUメッセージ」を見て欲しいウサ。例えば教師業においても、教え方一つとっても、何百通り、何百という考え方やスタンスがあるウサ。スーパービジョンは、自分のスタンスや考え方をむやみに押し付けないのは、最低基準のルールなんだウサ。その人が、スーパービジョンでの指摘を受けて、どう考え、どう修正するか、それこそが大事なんだウサ。「気づきを与える」という事を忘れない事ウサ。

お客:なんだか「コーチング」っぽいですね。

ウサ田:うんうん。コーチングにも「誘導型コーチ」と「認知型コーチ」というのがあるように、スーパービジョンにも、説教や指摘をビシバシ行っていく「伝統的立場」と、質問や疑問などを投げかけて、自分で気づいてもらうようにしむける「新しい立場」というのがあるウサ。それも、お互いの関係性の中で、最適なものを選んで欲しいウサ。

お客:なるほどなるほど・・・・・・・・よーーし。んじゃ、早速そのお手紙の方とスーパービジョンをお互いしたいですな!!こう、お互い、イロイロ教えつつ、教えられつつ。

ウサ田:そういうのは、他所でやってくださいウサ。
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by uzada | 2004-07-04 00:42 | 人材・就職
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