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あなたに私の何がわかるのよ! 心理的誤差
お客:ウサ田さんって、もしかして、割とマジメな性格ですか・・・?

ウサ田:え?うーん・・・どうなんだろうウサ。自分ではマジメにやろうと思っているんだけど、マジメかな?

お客:ケッ!!

ウサ田:ウサ!?

お客:その返答がマジメなんだよォっ!!!

ウサ田:そ、そういうお客さんの態度は、不真面目そのものウサね・・・

お客:あぁ、イヤダイヤダ。おおぅ、イヤダイヤダ。

ウサ田:何ウサ・・・?

お客:いやねぇ、経験上、わかるんですよ。自分と逆の性格の人は、あんまり好ましくないって。

ウサ田:なるほどなるほど、あるウサね。そういう判断基準。でも、そういったものの大半は、心理的誤差傾向と言われるものなんだウサ。

お客:なんですかそりゃ?

ウサ田:要するに、人を判断する時に、人間は知らず知らずのうちに変なバイアスを掛けてしまうって事なんだウサ。

お客:インド人は辛いもの好きに違いない、とか?

ウサ田:それはきっと事実ウサね。(スパイス料理を多く食べて育ってきているから)

お客:中国人は語尾に「アル」ってつける、とか?

ウサ田:それは・・・・

お客:×××が黒い人は遊んでい・・・

 めきゃっ

ウサ田:下ネタ・Hネタには鉄拳制裁も辞さない!!(by Excite編集部)

お客:ううっ・・・・イタイよ・・・イタイよ・・・

ウサ田:さっきからお客さんが例示しているのは、どれも心理的誤差じゃないウサね。

お客:ううっ・・・んじゃどんなんですか・・・心理的誤差って・・・

◎心理的誤差とは?

ウサ田:そもそも、心理的誤差というのは、人のパフォーマンスや性向の判断の時に生じるものウサ。辛いもの好きや語尾に「アル」は関係ないウサね。

お客:ううーん。

ウサ田:例えば、体育会系の人は、明るいと思うウサよね?

お客:ええ。明るいんじゃないかなぁ、と。

ウサ田:これは、体育会系であるという所属プロフィールと、明るいという性格上のプロフィールが結びついているんだウサ。この例では、理論的な相関性がありそうだけども、必ずしも一致しないウサね。

お客:うーむ。確かに、「タッチ」とか「ラフ」とかに出てくる野球部員はあんまりしゃべりませんネェ・・・

ウサ田:あれはあだち充(作者)の作風ウサね。でも、友人にもそういう人はきっといると思うウサ。こういったカンチガイは、日常では別に支障のないものだけど、仕事上でのパフォーマンス評価や人事考課だったり、人生のパートナー選びの時(お見合いとかね)の時には、あってはならないミスなんだウサ。

お客:た、確かに。

ウサ田:ってわけで、そういった心理的誤差を予め理解し、自分で修正やフィードバックを心がける必要があるんだウサ。

お客:なるほど。よしよし、これは来週の金曜日には使えそうだ・・・メモメモ

◎代表的な心理誤差

ウサ田:まずは、「ハロー効果」を扱うウサ。

お客:あぁ、なるほど。

ウサ田:別に、「HELLO!」って事じゃないウサよ?

お客:そこまでバカじゃないですよ。要するに、76年周期でなんかなっちゃう効果ですよね?

ウサ田:そ、それはハレー彗星!?

お客:うんうん。・・・いや、ホントはちゃんとつっこんで欲しかったけど・・・

ウサ田:ちょっと無理矢理過ぎてて迷ったウサ・・・ハロー効果ってのは、日本語で「後光効果」の事で、ある要素が良いと、他の要素まで良く見えちゃう事なんだウサ。

お客:うおおお!!!超清純派美少女だ!!きっと性格も清らかに違いない!!・・・みたいな?

ウサ田:それももちろん含まれるウサね。・・・・そして、逆もまたハロー効果なんだウサ。一部分が悪いと、他の部分も悪く見えるという・・・・

お客:うぉぉぉ!?なんて見事な泣き黒子(ほくろ)だ!きっと悪い男に泣かされつづけたに違いない!?

ウサ田:それはチガウウサ。だからそれは性格じゃないんだウサ。・・・んで、次は「論理的誤差」ウサね。これは、関連要素に他の評価もゆさぶられてしまう事ウサ。

お客:アレ?でも、それっていいんじゃないですか・・・?割と当然のような。

ウサ田:でも、フタをあけてみたら・・・・なんて事も多いにあるウサね。例えば、「明るい」という事と「社交性がある」という事は、関係は確かにあるんだけど、明るくても内気な人もいるし、逆もまたしかりウサね?

お客:なるほど・・・社会の窓はオープンなのに、社会性がな・・・・や、やめとこ。ウン。

ウサ田:次に「対比誤差」ウサ。これは、さっきお客さんがめちゃめちゃ振りかざしていたヤツウサね。自分と反対の人を過大・過小に評価してしまう傾向の事ウサ。まぁ、自分から一番遠い人ほど、わかりづらいって事なんだウサ。

お客:ふふ・・・まぁ、仕方ないッスね。ゲハハ。

ウサ田:ううっ、この不真面目さ、ムカツクわ~

お客:それが「対比誤差」なんですよ、鼻くそほじほじ。

ウサ田:ぐぐっ・・・・・・次に、「時間差による誤差」これは、順序や時間帯で、評価が変わってしまう事を指すんだウサね。例えば、今、まともな人と接しただけで「あんた聖人やん!!」って思ってしまう事だとか!

お客:そ、それってどういう意味ですかーーー!!?

ウサ田:要するに、直前に出会った人があまにもダメダメ過ぎて、どんな人でも素晴らしく思えちゃったって事ウサね!

お客:ぐわ・・・オブラート全くナシで言われた・・・

ウサ田:他にも、ベテランになると評価が甘くなる「寛大化傾向」や、たくさんの人を評価すると、ほとんどの人を中庸と評価してしまう「中心化傾向」や、個人のパーソナリティによるバイアス「恒常誤差」などがあるウサね。

お客:なるほどなるほど・・・・・・んじゃ、この事を踏まえつつ、他人を評価・判断すればいいんですね。

ウサ田:そうウサね。

お客:・・・・。ハッ!?今、すごい天啓がひらめきました!!!

ウサ田:おおっ!?何ウサ!?

お客:まず、気になる女性に、「出川哲郎」「ミスターオクレ」「江頭2:50」の写真を順番に見せます。

ウサ田:ふむふむ。

お客:それを繰り返した後、僕の写真を見せると・・・・「きゃあーー!!!絶世の美少年ア・ラ・ワ・ル!!」って感じで、そこに僕が登場して、もう、その後は、キッズgooではフィルタリングが掛かっちゃう大人的世界に突入ですよ!!!

ウサ田:な、なるほど・・・・?

お客:さぁ!!どうですか!!

ウサ田:も、もしかすると、本当はいいアイデアなのかもしれないけど・・・お客さんの口から出た段階で、うさん臭さ極大ウサね・・・

お客:逆ハロー効果!?
by uzada | 2004-07-02 22:47 | 人材・就職
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