書いて読んで、心のセルフケア
お客:しくしく・・・・

ウサ田:どうしたウサ?

お客:実は、最近、落ち込み気味なんです・・・・なんていうか、いまいち自分に納得がいかないって言うか、過去の些細なことがふとしたキッカケで頭をよぎってなんかもう、「はふぅ・・・」って感じになっちゃったり、とか。そんなセンチメンタルジャーニーな人生なんです。

ウサ田:そうウサか・・・んじゃ、一緒に精神科に行こうウサ?

お客:ええーーーーー!?

ウサ田:臨床心理士とか、精神科医の知り合いいるから、見てもらおうウサ?

お客:え、遠慮しますよ!そこまでひどくはないですから!!なんでもかんでも病院のお世話になったら、坂口厚生労働大臣の思うツボです!

ウサ田:この前はちょっと脱臼しただけで、整形外科に行ったくせに。

お客:グヘヘ・・・あそこの看護婦さん、僕好みなんです。

ウサ田:とはいえ、精神科医や臨床心理士へ掛かる敷居がまだまだ高いのは事実ウサね。・・・・・・まぁ、「医者いけホラいけ」なんて言うのもなんだから、自分でできるメンタルヘルスを数回に渡って取り上げたいウサ。

◎よーく考えよー!心は大事だよー!

ウサ田:今回は、基本的な思考様式を取り上げるウサ。専門知識も何も必要なくて、要するに考え方のコツなんだウサ。ちょっと、ケーススタディでやってみようウサ!

仲の良かった異性の友人に、メッセンジャーで話し掛けたが、返事がなかった。しばらくして彼女はオフラインになった。・・・嫌われた。鬱だ死のう。

お客:ああぁ~・・・ありますね。コレ。メールとかで返事が来なかったり、携帯電話に電話したんだけど、出なくて、あっちからも折り返しの電話がなかったりとか。

ウサ田:あるウサねぇ~!・・・・さて、お客さんならなんて声をかけるウサ?

お客:肩をポン、と叩いて「俺たち、負け犬だな!」って!!

ウサ田:思いっきりデフレスパイラルって感じウサね・・・ソレ

お客:んじゃ、「大丈夫、来世があるさ!」って励まします!

ウサ田:今世はダメなの!?

お客:・・・まぁ、アレですよ。二人でヘコむって感じですね。はふぅ・・・

ウサ田:こ、今回は、とりあえず、ヘコまないために、どう考えて、過去を捉えるかって事を扱うウサ。・・・・難しい話だけど、これは「ゲシュタルト療法」や「論理療法」の予防的応用と考えることもできるウサね。

お客:・・・・そんなん知りません。誰ですか?ゲシュタルトって?お菓子の名前ですか?

ウサ田:次回以降にやるウサ!!

◎場面記述してみよう!

ウサ田:さっきのケーススタディの例、とりあえず、「場面記述」から始めるウサ。

お客:場面記述っていうと、「ガイシャは24歳OL、昨夜23時過ぎ、自宅前の路上で何者かに殺害・・・・死因は撲殺。鈍器は飾り羽子板・・・」ってヤツですか?

ウサ田:ま、まぁ、そんな感じウサね。心に引っかかっている事件や現象・発言などをその前後も含めて抜き出すんだウサ。

お客:ふむふむ

ウサ田:注意点は、まず「誰が・何を・どうした」という基本的な事項を網羅する事。当り前に思えても、意外にカンチガイがあったり、モヤモヤ解消のヒントがあるウサ。そして、自分も含めた人物の発言を「」表示で書き、またその時自分が思った事は()表示で書くんだウサ。これはなるべく詳細に書いて欲しいウサ!

お客:さっきのスタディケースだと、誰も何もしゃべってないですよ!

ウサ田:そうウサね。会話以外は、あくまでも事実を書くウサ。最低限の状況説明や行動の記述・・・・・ちょうど脚本や台本の「ト書き」のように書くんだウサ。

お客:わかりました。『えなり、ピン子に本気ビンタされてマジ泣きする』みたいな感じですね!

ウサ田:んじゃ、さっきのケーススタディでさっそくやってみるウサ!

午後10時ほど・A子ちゃんにメッセで話かける。「こんばんわ」
A子ちゃんは返事はない。
10分ほど経過。(離席してるのかな・・・それとも弟さんがPC使ってるのかな)
いつのまにか、A子ちゃんがオフラインになっている(心がざわざわする)
30分ほど、A子ちゃんがオンラインになるかどうか観察するが、ならない。
自分もPCをオフラインにする(なんか、自分に粗相があったんでは、と思う)

◎読み直して、書き直そう!

ウサ田:さて、さっきの場面記述のケーススタディを見て、どう思ったウサ?

お客:A子ちゃんは大きいほうをしてたに違いない!

ウサ田:また何か変な事を・・・・

お客:真実はいつも一つ!

ウサ田:え---と、まぁ、冷静に考えてみると、その可能性もなきにしもあらず。文章に書いてみると、前後関係を把握しやすくなるウサ。その結果、なんとなくどこらへんで今の不安や気持ちが発生しだしたかわかったりするけど・・・・本人の場合、そこまで客観的になれないウサ。だから、一度読み直して、できれば、読んだ時に思い出したことや考えたことも含めて、もう一度書き直して欲しいウサ。

お客:・・・・時間のムダっぽいですよーソレ?めんどいし。

ウサ田:いやいや、これが重要なんだウサ。カウンセラーとのカウンセリングの時も、基本的にはこれと同じ事をするウサ。・・・つまり、悩みや不安の起きた現場や過去について、カウンセラーに自分の言葉で話す。そして、カウンセラーはそれを聞きながら、質問を繰り返して、原因となっている現象や状況をお互いで見つめなおすんだウサ。

お客:要するに、紙に書いて、読んで、書き直して、って作業が、「話して、質問して、話して」の役割をするって事ですか?

ウサ田:そうウサ!騙されたと思ってやってみたら、意外に発見があるもんだウサ。

◎今になって思えば・・・と、分析する

ウサ田:そして、最終的には、その時自分はどう思っていたのか、相手はどう思っていたのか、『今から考えてみたら・もしも自分が同じ状況だったら』・・・という視点で解説・解釈していくウサ。

お客:ふむふむ

ウサ田:その時の着目点は3つ。対象・感情・欲求・・・・つまり「どうしてだろう?誰にだろう?何をだろう?」って視点でいいウサ。「自分は何で彼女にあんな事をいったのだろう・・・?」「A子ちゃんは何で僕にあんな事をしたんだろう?」と考えてみるウサ。

お客:でもー、それって、悩んでる最中にかなり考えた内容ですよ?「うぉぉ、なんでA子ちゃんは返事してくれなかったんだ・・・なんで!?なんでェェ~!?」って。

ウサ田:確かにそうウサね。でも、その時の考えた土台は「状況の最後の感情に引っ張られた」土台なんだウサ。ケーススタディの最初の条件を読んで欲しいウサ。A子ちゃんがオフラインになって、30分待って、それでもダメで・・・・なんだか不安になって・・・そういう気持ちを土台に考えてるんだウサ。

お客:ああ、そういえば・・・・。あ、そっか。それだと、ネガティブな結論ばっかり出ちゃいますね。

ウサ田:そうウサね。重要なのは、全体の流れだウサ。だから、一度書いて・読んで・書き直して、というプロセスを踏んで、客観的に考え直せる土台を作り直す事だ大事なんだウサ。

お客:うむむ・・・・わかりました!

ウサ田:そして、その結果の判断を、また文章にするといいウサね。

自分も、メッセンジャーで会話する気力もなく疲れたり、ダレている時もあるし、発言に気づかない時もある。だから、100%嫌われたわけじゃない、と思う。もしかしたら、彼女の都合や悩みのせいで、会話をしたくなくなったのかもしれない。もしも僕がそんな状況なら、問い詰めたりせずに、機を改めて普段どおりに接したらうれしいから、今度そうしてみようかな?

ウサ田:人間の頭は連続する事象を考える事になれていないウサ。囲碁や将棋を、碁盤を見ないでやろうとすると、かなり頭が混乱したり(目隠し囲碁という)・・・・他にも、数学の証明問題や計算式。一行一行確かめながら書くから、ちゃんと解けるんだウサ。

お客:僕は書いても解けません。

ウサ田:・・・ま、まぁ、アレウサ。人間関係・心理関係は不確定要素やあいまいな部分が多いから、数学や囲碁より難しい分、紙に書いて考える事が大事ウサね。・・・できれば取って置いて、悩みが解決してから、もう一度見なおすウサ。そうしたら、「なんだ、こんな事で悩んでたんだ。でも、ちゃんと乗り越えたぞ」と、自分の成長を目で見て実感できるウサ。

お客:A子ちゃんは、このとき30分もトイレにいたんだなぁ、って。いい思い出になりますね!

ウサ田:・・・・・・・・ま、案外真実に近いのかも?
[PR]
by uzada | 2004-06-10 02:15 | 心理学・カウンセリング
<< NEET2 フラグの立たない現実で 4つに分けて時間管理! >>