賢い買い物って?!減価償却
お客:うぅぅ、高いってばよ

ウサ田:どうしたウサ?

お客:いやぁ、ちょっと時間できたんで、ひさしぶりにTVゲームやろうと思ったんです。ドラクエVがプレイステーション2で出たんで、やろうかと・・・そしたら、6000円するじゃないですか?

ウサ田:そうウサね。

お客:でも、なんか高いかも、って思って。プレステ2とあわせて買うと26000円近い出費ですよ。

ウサ田:確かに高いウサね。

お客:それなら、一回100円のゲームセンターで遊ぶほうがいいかなぁ、って。

ウサ田:それもいいウサね。

お客:どっちが賢明な選択でしょうかね。

ウサ田:TVゲームもゲームセンターも、両方とも賢明な選択じゃない・・・というのはまぁ、言わない約束にするウサ?

お客:娯楽バカにしないでくださいよ。ひどいひどい!およよ・・・

ウサ田:わかったウサ。まぁ、自分も言えた身分じゃないウサ。・・・とりあえず、アレウサね。こう言う場合は、価値がだいたい同じなので、費用化するウサ。

お客:費用化?

ウサ田:そうウサ。この時期は新社会人が研修とかで、カンタンな簿記とか勉強するウサ。その時に聞く言葉に「減価償却」というのがあるウサ。それウサね。

お客:なんでしょう?減価償却って?

ウサ田:そうウサね・・例えば、車を買うとするウサ。だいたい車は5年毎に買い換えなんていわれるウサ。さて、150万円の車、その代金は一年目~5年目のいったいいつ払うウサ?

お客:そりゃ一年目ですよ。ローン組んでなきゃ。

ウサ田:そうウサね。でも、150万円の車を5年使うとしたら、一年目の価値は150万円の五分の1、30万円分しかないんじゃないウサ?

お客:え?そうですかね?・・・ンな事はないと思いますけど。

ウサ田:んじゃ、一年目に150万円払ったとして、残りの4年はずっと無料で乗っている感覚が正しいウサ?

お客:え?うーん・・・いや、そういうワケでも・・なんか頭が混乱してきました。

ウサ田:企業会計では、毎年毎年、儲けたお金―使ったお金=その年の利益、を出さないといけないウサ。そのため、使ったお金を正確に計算する必要があるウサよ。

お客:そりゃそうですよね。

ウサ田:とはいえ、さっきのような車の問題、一年目にいきなり150万円を使ったかというと、そういうわけじゃないウサね。長い時間かけて使うんだから、使ったお金も長い時間に分割する必要があるウサ。これが減価償却の基本的な考え方ウサ。

お客:つまり・・・どういう事です?

ウサ田:まぁ、一般に「費用化」と言われるんだけど、車とかビルとか、いつか使えなくなる資産を、どんどん使った分だけ費用化するウサ。例えば、さっきのドラクエとマンガでやってみるウサ。

お客:ハァ。

ウサ田:ドラクエはだいたいどれくらいでクリアするウサ?

お客:そうですね~・・・ドラクエ5は前にもやったんで、だいたい僕だと30時間ぐらいじゃないでしょうか?

ウサ田:んで、プレステ2はソニータイマーって考えても、だいたい4年ぐらい持つと考えるウサ。(適当です)

お客:まぁ、もっと早く新しいゲーム機でたりするかもしれませんけどね。

ウサ田:というわけで、ドラクエは1時間当り6000円÷30時間、で200円になるウサ。あと、プレステ2が一年当り5000円、1日当りだいたい140円となるウサ。

お客:1日2時間やるとしたら、だいたい1日540円かかるわけですね。

ウサ田:そうウサね。540円で、ドラゴンクエストをやって1日遊べるウサ!!

お客:なるほど・・・んで、ゲームセンターで二時間遊ぶとなると・・・まあ、2000円以上かかりますね・・・お、なんだ、ドラクエの方が大分お得!?

ウサ田:そうウサね。お金の問題からいったらそうなるウサ。まぁ、かなりイイカゲンな計算方法だけどウサ。

お客:本当の減価償却もこんな感じですか?

ウサ田:ちょっと違うウサね。定額法と定率法、生産高比例法などがあるけど、代表的な定額法なら、残存価値10%を差し引いて、残りの価値を法定使用年数で割り引いて費用化する感じウサ。

お客:何言ってるかわかりません。

ウサ田:ようするに、150万円の車を定額法で償却する場合、5年使用するとしたら、まず、10%引いて、135万円。それを5年で割ると、27万円。つまり、年間27万円の費用に分解できるって寸法ウサ。

お客:・・・週末ドライバーならレンタカーのほうがお得かも、って感じですね。タハハ。

ウサ田:まぁ、そうウサね。実は自家用車は使い方によってはタクシーにも劣る値段効率と言われているウサ。

お客:ハァ・・・費用化するといろいろ見えますね。

ウサ田:まぁ、減価償却という考え方を知ると、「今買おうとしているものって、いったいどんくらいの費用なんだろう?」っていう考え方もできるウサ。

お客:まぁ、心の片隅にでも置いておきます。

ウサ田:高く見えても安いもの、安く見えても高いもの、それらを正しく比較する時には減価償却のように、費用化という見方も使ってみようウサ。

お客:・・・まとめですな。

ウサ田:・・・ちなみに、経済学では利益という考え方のほかに利潤という考え方があり、そちらは機会費用も含めるウサ。例えば、マンガを読む時間にバイトをしたら・・・なんて考えると、一冊230円のマンガ雑誌を1時間読むとしたら、230円プラス時給1000円のチャンスをムダにした、って事でマンガ雑誌一冊1230円かかる、そう考える事ができたり・・・まぁ、経済学ほど人生、効率的にはなれないウサ・・・



お客:・・・結局ドラクエ買ったけど、最初の2時間で詰まって、放置しちゃった!!これじゃゲーセンのほうが良かった!!うわーーん
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by uzada | 2004-05-05 22:11 | 生産・製造
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